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雲雀丘学園は大家族

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今日から、期末考査が始まりました。生徒にとっては気の抜けない厳しい一週間、さすがに始業前の校庭でドッジボールに興じる生徒はおりません。校庭の大銀杏も黄葉は半分くらいが落ち、根元の周りには黄色い絨毯が敷かれています。

先週土曜日(12月3日)は中山台幼稚園のクリスマス音楽祭が学園講堂で開催されました。
早朝から大勢の保護者がお見えになりました。講堂の前方の席は年長・年中・年少によって入れ替えになります。保護者が客席から手を振ると、園児も振り返すという微笑ましい光景も見られました。さすがに年長ともなると演技もきっちりと揃い、観客からは大きな拍手が寄せられました。来年4月には多くの年長園児が雲雀丘学園小学校に入学します。

午後は中学高校では期末考査前ということで、学園卒業の大学生が在校生の勉強指導に大勢、来てくれました。先生とはまた違って、先輩だけに身近に感じ、生徒の立場で教えてもらえるので毎年大勢の生徒が指導を受けます。一方卒業生もかわいい後輩たちに、また世話になった学園にお返しの気持ちで一生懸命に、また手があいている限り来てくれます。有難いことです。私も指導風景を見ましたが和やかで、友達と会話をしているような雰囲気に親しみを感じました。

卒園生の支援では家庭科の「『赤ちゃん学校』に行こう」があります。これは高2の生徒に「命の大切さ」を教える授業です。この授業ではお子様を持ったお母さんが、実際に赤ちゃんを連れてきて、母親としての育児の体験を話します。生徒は赤ちゃんを抱っこしたりあやしたりしながら、子育てのむずかしさ、みんなで協力して育てることの大切さ、などを学びます。この母親の皆さんですがほとんどが本学園の卒業生です。これも有難いことです。卒園生は仲間に会えることや自分たちもいろいろな相談ができるということあり、授業に来てくれるそうです。今年はすでに70人のお母さんが授業に来てくれました。

学校を離れてもまた学校に来てくれる、うれしいことです。幼稚園から高校まで、卒園生にとって学園は心のふるさとであり、みんなは学園の大きな家族のようなもの、そして何代にもわたって学園にお越しいただける、そんな雲雀丘学園になればと思います。(2016.12.5)