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卒業式、いろんな方に支えられて、教えられて

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卒業式の朝(3月1日)は少しばかり早く登校しました。7時過ぎだったと思いますが、高校棟の前には用務員さんが黙々と、大きな竹ぼうきで掃除をされていました。黙々というよりは元気いっぱいにと言うほうが当たっているかもしれません。本当にちり一つ残さず隅々まで掃き清められます。問えばおそらく、こんな大切な日なので皆さんに気持ちよく過ごしてもらえるように、とお答えになるでしょう。この用務員さんは学校説明会や入学試験日など、大勢がお見えになるときや、また雪の朝などは誰よりも早く来て対応されています。本当に頭が下がります。

本学園の玄関まわりの警備員さんも明るく元気な方が多いです。幼稚園から高校生まですべての生徒に声をかけられています。園児の小さな手と振り合ったり、児童と中腰で話す姿などよく見かけます。数日前ですがたそがれ時、高校生の女子生徒が警備員さんと楽しく話し合っていました。「父親のようなもんですよ」とお話でしたが、さすがにそれは少し厚かましく、好々爺が正しいでしょう(笑)。説明会の時には参加者にアンケートで、学校の印象などをお聞きしますが、毎回必ずと言っていいほど警備員さんのことが書かれています。学園の自慢の一つです。

このような方々に雲雀丘学園は支えられているのです。「いい校風」とお話しいただくことがありますがここにも理由があります。卒業生の皆さんには、こういうところもしっかりと見てほしいと思います。答辞で警備員さんや用務員さんにお世話になったと感謝の心を述べていましたが、これも良かったと思います。

学校は日常の勉強だけで生徒を教えるところではありません。むしろ勉強以外のところで人間性は培われていくものと思います。