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2018年06月08日

「ことばの扉」その3

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[その3]
「自己は自分の寄る辺である。ゆえに自分をととのえよ」
(『ダンマパダ』)

 仏教では、“行為”と“言葉”と“心の働き”を調えることで、苦悩を解体できると説きます。この三つが、互いに相応し、調和している状態を「三業相応」と言います。仏教が目指す心身の状態です。調った自分でなければ、寄る辺とはなり得ません。また、『ダンマパダ』には、「自分をよくととのえた人こそ、他人をととのえるであろう」とも述べられています。

※『ダンマパダ』…初期仏教経典のひとつ。パーリ語でダンマは「法」、パダは「句」という意味なので、漢訳経典の『法句経』に相当します。1番から423番まで番号がふられた箴言・金言で構成されており、「仏教のバイブル」などと評する人もいます。実は日本では近代になるまであまり知られていなかった経典です。

(相愛大学教授)
(如来寺住職)
(NPO法人リライフ代表)
(雲雀丘学園評議員 釈 徹宗さん)

※毎月10日に掲載させていただきます。