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授業・講習・自学

今回は授業・講習・自学に関して考えたいと思います。
以下は部活動をしている一般的な雲雀丘学園生のタイムスケジュールを見える形にしたものです。
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(2017年3月16日ブログ参照)
さて、ここから見えるものは何でしょうか?
大半が学校生活(授業)の時間だということです。1日7時間授業時間があります。そこから、体育・芸術など副教科といわれる科目数を引くと週29時間5教科7科目に使っていることになります。これを6日で割ると1日あたり約4.8時間の学習時間になります。この時間を無駄にしてしまうと、そもそものカバーができません。授業を充実たものにするには、絶対的に予習です。復習の効用は何度も述べています。(2016年11月18日、2017年2月28日ブログ参照)
学習効率が最も良いのがインプット1に対して復習がその4倍です。ということは授業を1回目の復習にしてしまうのが最も効率がいいのではないでしょうか。授業を寝たりぼーっとしたりして1時間過ごすとそのぶんの負債がたまっていき、返せない状態になるのです。
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 また、講習は普段の授業で扱えない内容を補完するものでメインとなりえるものではありません。演習をすることによるアウトプットを目的としています。あくまでも講習は授業を大前提として設定されていることも知っておかなければなりません。
そして、何より大切なのは普段の授業や講習で補完した内容を整理整頓する「自学」です。授業・講習でインプットした内容を整理しアウトプットを繰り返すためには自学は必須です。塾でまた講義形式でインプットするのではなく、なるべく自分の頭で考えて整理する。この習慣をつけて下さい。自学を軽視すると、思考力・創造力の低下につながります。
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予習⇒授業⇒自学(復習)+講習のサイクルを早めに確立し、学習習慣を築いていくことが高校生の前半で求められることです。
次回は長期計画の把握について考察します。