中学進路説明会 第24号
小学校運動会 小学生への英語体験授業
中間考査が終わり授業ではテストの返却が行われています。テストでは点数ばかりが注目されますが、考査は学習の到達度、単元において自らの力を知ることを目的にしていますので、テスト後のやり直しや解説、テストへの取組の反省などが大切だと思います。教員にとっては、授業シラバスの点検になります。
点数だけに意識してしまう生徒はできたかできていないかだけにとらわれて、それ以上の成長がなかったり、同じ失敗を繰り返してしまう傾向にあります。自身の経験からもこれがなかなかできません。点数に一喜一憂して、他からのアドバイスを自分のものにできないのでしょう。
自分自身を振り返り、今から授業の受け方や家庭学習のやり方を改善できる生徒が伸びる生徒だと思います。この力が「メタ認知」「調整力」として最近特に取り上げられています。
5月26日に中学校の保護者対象進路説明会を行いました。約300名の保護者に来校いただきました。一部講演会として、予備校の先生に「大学入学共通テスト」についてお話しいただきました。入試の現状や改革の様子、心構えとこれからできることをわかりやすく説明されました。
新大学入試においても「学力の三要素」として①知識技能②思考力・判断力・表現力③主体的に学びに向かう力、人間性が取り上げられます。
中高校での定期考査の中では。①②部分を取り上げていることが多いですが、一方、考査後の振り返りは③や調整力を高めることになります。考査以外の教育活動においても、①②③のどの部分をどのように評価していくのか、「指導と評価の一体化」を意識して、生徒の学力を上げていき、新しい大学入試に対応していきたいと思います。