学園ブログ

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IT時代を生き抜く

2018年05月23日

教育ITソリューションEXPOにて本校の実践事例を紹介いたしました。

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 5月16日(水)から18日(金)にかけて東京ビッグサイトで教育ITソリューションEXPOが開催されました。国や地方公共団体の長ならびに担当者、国内外の事業者、学校関係者が参加する展示会です。



20180523-1.jpg 株式会社アイ・オー・データ機器に実践事例紹介の場をいただき「『てれたっち』による説明で、新入生の理解度アップ~1年生活科 みんなでおべんきょうつうがくマナー」と題して本校の取り組みを紹介させていただきました。

 1年生活科での通学指導について実践事例紹介では,次のようなお話しをいたしました。

 まず,3点の課題を提示いたしました。はじめに,児童はひらがなを学ぶ前に通学マナーを学ばなければならないこと。次に,指導者は文字以外の視覚・聴覚の情報を多く盛り込んで児童にマナーを伝える必要があること。さらに,1年生当初の集中力は45分持たないため,ポイントを押さえて短くまとめる必要があること。

 課題をクリアするための方策として,生活指導部ならびに交通部(委員会活動)が,阪急電車さんにご協力いただき,マナーとしてよいもの,悪いものを写真で撮り,パワーポイントでまとめました。この教材を児童に提示しながら指導にあたりました。

20180523-2.jpg その際,アイ・オー・データさんの「てれたっち」を利用し,大型モニタを電子黒板化した60型スクリーンを用いて児童に提示いたしました。電子黒板化したモニターを利用したことにより,PCの画面ではなく,児童の顔を見て,伝わっているかをつかみ取りながら指導することができます。パワーポイント上の画像を用いて指導するため,児童は視覚情報に指導者からのポイントをプラスする形をとったことで理解しやすくなりました。

 また,指導に用いたパワーポイントプレゼンテーションでは音声合成ソフトを用いて,プレゼンテーションに文字として書かれている内容を音声化しました。文字を学習する前でも理解できるようにする工夫の一つといたしました。これにより,「ルールやマナー」については音声合成ソフトの声で,「なぜ,それをしなければいけないのか(してはいけないのか)」については指導者の声で役割分担をすることで授業に波を持たせるようにいたしました。

 また,スクリーンに投影した画像の中で,気をつける部分には,デジタルペンを用いてマーキングしました。画像には一目で伝わる力があると同時に,周囲の様々なものが映り込んでくるため,注意が散漫になるという恐れもあります。マーキングによる焦点化により指導事項に着目させるよう工夫いたしました。

 概ね30分程度で指導を行うことができ,通学マナーについて学ぶことのできる時間となりました。

 以上のようなお話しを会場でさせていただきました。会場内では,HiRo2Ba

を運営するプログラボ教育事業運営委員会のブースも出展されており,雲雀丘学園の取り組みも紹介されておりました。

 今回は学園のICT機器の活用法について,外部の方にも知っていただくよい機会を頂戴しました。児童の理解や学習効果を高めるためのICT環境整備や活用について今後も取り組みを進めてまいります。

(小学校ICT教育主担 森岡 俊勝)