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IT時代を生き抜く
2018年11月14日
道徳の授業より
先日、中学3年生は沖縄研修旅行に行きました。戦争について資料館を見学し、戦争を経験された方から話を聞き、平和の大切さを身にしみて感じたようです。これを機に、道徳の授業で、自分たちが今できること・将来できることなどを話し合い、発表しました。今できることについて、いろいろな意見が出ましたが、複数出たのが「自分と異なる意見を受け入れる・考える」でした。
近年、SNS・動画視聴等でも自分自身の好みの情報が蓄積され、「お勧め」の記事等が自動で目に入るようになっています。先日の米国中間選挙においても、選挙戦略として、SNSでの各ユーザーの情報を分析し、効果的に宣伝や記事を配信したそうです。「様々な人と議論し、考えた上で投票していた選挙が変わってきている」と指摘した方もいらっしゃいます。あるTV番組で、twitter上のユーザー同士のやりとりを民主党・共和党支持者別に色分けした図が映されていました。ほぼ同じ政党の支持者同士でしか会話をしていないことが報道されていました。
学校は集団で生活をする場所です。ネット上と異なり、意見が違う人とも、共に過ごしていく場所です。SNS等が発達する現在、生徒たちにネット上と学校生活の「ギャップ」を感じ、「違う意見を受け入れる」必要性を感じてもらえればと思います。
(中学校高等学校 教諭 三村麻梨乃)