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IT時代を生き抜く
2018年12月05日
バランスが大切
「関西教育ITソリューションEXPO」に行ってきました
11月7日,インテックス大阪(大阪市)で開催された「関西教育ITソリューションEXPO」に行ってきました。この催しは,教育分野におけるIT機器を中心とした各種機器に関する展示会です。展示されていたのは,プロジェクタ,電子黒板などの「ICT機器」,英会話アプリなどの「デジタル教材」,そして自動採点システムなどの「業務支援システム」と様々でした。以前,東京で開催された同EXPOに参加しましたが,そのときと比べ英語,特にスピーキング能力養成のためのデジタル教材が増えた印象を受けました。
今回は,最新の機器や教材を見るだけではなく,本校のプロジェクタ整備について,納入業者のブースでプレゼンテーションを行いました。プロジェクタの性能や機能の説明ではなく,導入にあたって苦労したこと,留意したことなど導入現場の「ノウハウ」をお伝えしました。お聴きいただいたのは「偶然通りがかった教育関係者」の方々でしたが,終了後多くの質問を受け,ICT設備,視聴覚機材の学校現場への導入に対する関心の高さを改めて感じました。
本校では平成28年度に,すべての普通教室にプロジェクタ,スクリーンを設置しました。現在では,ほぼ半数の授業でプロジェクタを活用した授業が行われています。もちろん,従来の黒板とチョークを用いた授業も健在です。今までの教室に無理なく「ふわっ」とプロジェクタを加えた感じです。
私はプロジェクタなど視聴覚教材を積極的に活用した授業と同じくらい,チョークやプリント教材を用いた授業も必要ではないかと感じています。要は「バランスが大切」というわけです。「絶対にプロジェクタを使わなくてはいけない」と指導方法を限定するのではなく,本校の教員は常に「本当にその方法が効果的か?」を考えながら指導方法を自由に選択しています。同じことは,アクティブラーニング型授業や探究型授業にも言えるのではないでしょうか。本校では今後も,この「バランス感覚」を大切に,教育内容の充実を図っていきたいと考えています。
(中高教務部長 道北秀寿)