学園ブログ
- ホーム
- 親孝行・やってみなはれ
親孝行・やってみなはれ
2019年11月29日
「ご縁」
雲雀丘に赴任して20年以上,教職に就いてからだと30年以上過ぎました。人との接し方が下手なのに,たくさんの人と出会う職業に携わっていると,先生には向いていないなぁと思うことも少なくありません。思い通りに行かないことにぶつかる度,悩み,無力さに凹んでいる自分がいます。それでも続けてこられたのは,周囲の方々の優しさがあってのことと改めて感謝しています。大学の恩師や古屋敷先生に声を掛けていただいて雲雀丘に来ました。出会いとご縁は大切だったんだなとしみじみ感じています。こんな私が偉そうに言えませんが,人生の岐路に立ったときは新しい出会いのある方を選んでください。自分の殻に閉じこもりがちな私を連れ出し,色々な人と会わせてくれたのは両親でした。幼い頃は苦手で嫌でしかなかったのですが,出会いとご縁の積み重ねが私の今をつくってきたのだと思うようになりました。両親の愛情を素直に理解できるようになるのに随分時間が掛かってしまいました。年老いてしまった両親と過ごす時間が残り少なくなって焦っている今日この頃です。
(中学校・高等学校 高2学年主任 理科 科学部顧問 村上 敦彦)