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親孝行・やってみなはれ
2020年04月24日
『恩送り』
『恩送り』という言葉をご存知でしょうか。誰かから受けた恩を、自分は別の人に送る。そしてその送られた人がさらに別の人に渡す。そうして「恩」が世の中をぐるぐる回ってゆくことです。縁があって雲雀丘学園小学校の教師になって、沢山のご家庭の大切なお子様をお預かりさせていただきました。そして、子育てと教育は、まさに「恩送り」だと感じています。
私の両親は有り難いことに今でも健在です。そして、私が教師であることを何よりも喜んでくれています。ですから、私が親に親孝行として何かをすることに対しても、もちろん嬉しいとは言ってくれます。しかし、私が教師として職務を果たし続けている、それだけでも親孝行なんだよと私に語ります。親として自分の子育てが見知らぬ誰かの役に立ち社会に貢献できるのであれば、こんなに幸せなことはないと。
今は、その学校が緊急事態の状況となり休校となりました。しかし、どんなときでも「今できること」を探し、プラスの方向へ前へ進んでいきます。そして、自分が親から受けた恩や、お世話になった人の恩と感謝の気持ちを、雲雀丘学園小学校の子どもたちに返し続けていきたいです。
(小学校 1年星組担任 松田 純子)