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親孝行・やってみなはれ
2020年04月17日
誰かのために時間を使う
「時間はないのではなく,作るものです」
母親対象の本の講座で,講師の先生に言われてはっとしました。
当時育児休業を終え仕事に復帰したばかりの私は日々忙しく,息子に読み聞かせをしてやる時間なんてもうない!と思っていました。でも,読み聞かせの時間なんてほんの10分程度。時間がないのか,時間を作る気がないのか。たったそれだけの時間で,彼の人生を豊かにする助けになるのなら,と毎晩必ず読み聞かせをしました。そして,それは私にとっても楽しい時間になりました。
私が幼いころには,父が読み聞かせやキャッチボールの相手をしてくれました。母はいつも最後まで話を聞いて私の味方でいてくれました。友だちや家族は毎日私を応援してくれます。たくさんの人が私のために時間を使ってくれました。思えば,今の私は,誰かのくれた愛でできているんだと実感するのです。
世界的な感染症の拡大で不安な毎日ですが,こんなときこそ,もっと誰かのために時間を使える自分になりたいと思います。
(小学校 研究主任 4年星組担任 谷内 直子)