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親孝行・やってみなはれ
2020年05月15日
「いつでも帰っておいで」
一人で暮らしている母は、何かあった時にそう言ってくれます。3密を避ける生活に変わった今、母も慣れないパソコンの設定、タブレットやスマホにも挑戦して前向きな生活を送っていました。いつでも帰りたいけれど、今は少し我慢してビデオ通話をしています。私が元気に過ごしている顔を見せることが、今出来る親孝行だと思い始めてみましたが、顔を見て話すことで私の方が元気をもらっています。
自粛生活で、気持ちが沈みそうな時もありますが、何気ない日常や人との関わりがどれ程かけがえのない時間だったかということ、多くの人に支えられて今の生活が出来ていること、そして、何より命を守り生きることに改めて気づかされました。
新型コロナウイルス感染症との戦いは、乗り越えられる試練だと信じています。少し休んだり遠回りしたりしたとしても、夢や希望を持ち続け、諦めなければ今の経験が糧となり新しい未来が開けると思います。1日1日を大切に、今出来ることを精一杯考えて、また、母に会いにいきます。
(小学校 養護教諭 N.T)