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親孝行・やってみなはれ

2020年06月15日

「我が身を挺してボールを生かせ」

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昨年はラグビーワールドカップで日本中が盛り上がりました。私はテレビで応援をしながら昔のことを思い出していました。

20年ほど前,私は高校生で花園を目指すラガーマンでした。その当時の恩師が言っていた言葉です。我が母校のラグビー部の記念碑にも記されています。



 「我が身を挺してボールを生かせ」



ラグビーは15人でやるスポーツ。タックルをして,もみくちゃにされながらボールをつないで,体をぶつけてボールをキープして,やっとトライが取れます。

トライは1つの結果であって,それまでのプロセスで決まるのです。とても厳しい恩師でしたが,そのプロセスのひとつひとつに目を向け指導されていました。

基準は我が身を挺しているかどうか。ボールを次に生かすことができるプレイをできたら,大いに褒めてくださりました。

部員はトライを取れなくてもそれまでの自分の持ち場でチームに貢献しようとする意識が生まれ,自信をもってプレイをしていました。



今,私は指導者という立場で子どもたちに目を向けています。子どもたちが自信をもって学校生活を送ることができるかはとても大切なことです。

その自信を持たせるためにやはり指導者の声かけが必要となってきます。子どもたちの日々の何気ないプロセスを大切にしていきたいと思います。

私の基準,友だちのことを考えながら一生懸命に取り組んでいるかで子どもたちに関わっていきたいと思います。



(小学校 進学指導主任、6年月組担任 髙谷 祐介)