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親孝行・やってみなはれ
2020年07月03日
親と私
私が今でもよく思い出すエピソードを一つお話しします。
第二子を出産後の育児休業中のことです。出産後数か月経った頃から、第一子の様子に変化がありました。ご経験の方もたくさんいらっしゃるかもしれません。上の子の様々な変化が育児書等でよく説明されています。そのような情報はたくさん頭にありながらも、その変化の継続が気がかりで、気持ちの晴れない日が続いていたことがありました。
実家に行ったある日、隣にいた父にその話をしました。すると、「その子にとって大きな変化があったのだから、変化があって当たり前じゃないか。それが自然じゃないか。」と穏やかに話す父を見て、それまで頭では分かっていてもくすぶっていた気持ちがストンとどこかに落ちたように感じました。
どれだけ育児書やさまざまな情報を頭に入れても、ありのままを受け入れる目前の父の言葉には敵いませんでした。
父の言葉は教師としての私の中にいつもあり、これが私にとっての両親の存在感なのだろうと思います。
(小学校 3年星組担任 A.O)