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親孝行・やってみなはれ
2020年10月09日
私の大切なことば
「1冊の本、そして1本のペンが世界を変えられる」、ノーベル平和賞を受賞したマララユスフザイさんの言葉です。当時、自分のしたいことがようやく見つかり、教員になるべく精を尽くしていた私にとって、この言葉はとても力強く、自分の目指す仕事が持つ可能性の大きさに気付かされました。同時に早く現場で働きたいと思い、ワクワクが止まりませんでした。そして、大学院を卒業し、初めての赴任校が本校でした。本校は孝道の精神を元に、とても素直な子が多い学校です。しかし、自分を変えよう、成長させようという思いで学校に来ている子は少ない印象でした。それは本校だけに限らないかもしれません。このような現状を打破するのは簡単ではありませんが、これからますます競争が激しくなる世界で、日本が食らいつくには、教育への価値観を変えることが必要不可欠です。子どもたちは3年間ないし6年間で確かに成長していきますが、もっと能動的に学習や生活に向かっていけるような環境を、私も1冊の本、1本のペン、1人の少女の力強い言葉から作っていきたいと思っています。
(中学校・高等学校 理科 高3C組担任 中橋 晶)