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親孝行・やってみなはれ

2020年11月06日

今度は自分が

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 今までに二度入院したことがあります。一度目は幼稚園児の頃で、よく覚えていません。大人になってから、発見が遅れたら厄介だったこと、そうならずに済んだのは母の勘のおかげだということを知りました。

 二度目は学生時代。手術も伴い不安でしたが、片道1時間半の道のりを、毎日のように病院に来てくれた家族の支えもあって、何とか乗り越えられました。他にも多くのことをしてもらい、それがいかに支えになったかと思うと、お礼の言葉も見つからないほどです。

 二度とも、家族や周りの人たちのおかげで快復し、今では不自由なく生活しています。ですから私は決して独りで生きているのではなく、家族はじめ様々な人の支えがあって、何とか生きられるように思うのです。

 私は親孝行できている――そう言えるほどのことは、まだまだできていません。けれども、家族や周りの人たちの力を借りてきた分、今度は自分が家族や周りの誰かの力になろう。そんなことを大切にして日々を過ごしています。それがせめてものお返し、あるいは親孝行になれば、と、そう願いつつ。



(中学校・高等学校 社会科 教務部 高1学年担任 鳥原 悠人)