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親孝行・やってみなはれ

2021年01月29日

「総務という仕事」

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雲雀丘学園着任時の分掌は「総務」でした。当時事務室はなく、職員室の端が事務コーナーでした。事務員の方は1名でした。朝の欠席連絡の電話対応から総務の1日は始まりました。ガラスが割れたという連絡があれば、段ボールでの簡易の補修をし業者対応をしました。生徒ロッカーの鍵が壊れれば交換し、蛍光灯が消えれば付け替えました。白衣に着替えて週1回、輪転機のメンテナンスも行いました。掃除用具の補充、大掃除時の油引き準備、避難訓練の計画も総務の仕事でした。当時の副校長先生が物をすごく大切にされる方で、錆びた靴箱に自らペンキを塗られたり、分厚いガラスの破損があればガラスをカットして私の机に敷けるようにして下さいました。その姿を見ると総務の仕事は至極当たり前のように感じられました。今では事務室ができ、様々な事を用務員さん・シルバーさんがやって下さいます。「縁の下の力持ち」としてサポートして下さる皆さんへの感謝の気持ちを持ちつつ、人任せにせず自ら動くという総務の精神をこれからも大切にしていきたいと思います。

(雲雀丘学園中高等学校 教頭 野村 勝)