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親孝行・やってみなはれ
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2021年02月19日
「我以外皆我師也」
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「我以外皆我師也」(ワレ イガイ ミナ ワガ シ ナリ)という言葉をご存じでしょうか?宮本武蔵等の小説で有名な吉川英治が好んで使った言葉と言われています。自分以外の人、モノすべてが自分の足らざるを教えてくれる、そんな謙虚な心持で生活をすることで人はより磨かれていくという教えです。学生時代、私の剣道の師匠もたびたびこの言葉を使われました。「相手の打ちがたとえ軽くても素直にまいった!自分の打ちが十分と思ってもまだまだ!と思いなさい。軽くても打たれるということは相手が自分の弱みを教えてくれているということ、ありがたく感謝しなさい。また、自分の打ちが十分でもまだまだ完璧ではないと謙虚な気持ちをもって稽古に励みなさい。それが上達への道です。」と教えられました。しかし、人は弱いもので相手の打ちが軽いと「軽い、まだまだ不十分」、自分の打ちは不十分でも「どうだ、まいったか」と思いがちです。万事において心せねばならない教えだと思っています。
(小学校校長 成地 勉)