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親孝行・やってみなはれ

2021年09月03日

誇りを築き気づく

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いろいろ大変なことはありましたが、夏の甲子園が終わりました。今年も、たくさんの感動がありました。史上初の決勝での兄弟対決、優勝したのは私の母校でした。自分が戦ったわけではないし、現地で応援できたわけでもありません。しかし、優勝が決まった知らせを聞くと、何だか我が事のように嬉しくなりました。

毎年そうやって、夏の時期になると母校の活躍が気になります。それ以外にも、母校の名前をどこかで見たり聞いたりすると、心が反応してしまいます。在学中の生徒の皆さんにはまだ無い感覚かもしれませんが、どこかでそんな経験はないでしょうか。そして、良い評価をもらっていれば嬉しくなり、そうでなければ悲しくなったり腹が立ったりしないでしょうか。それは、自分が母校に対して誇りを持っている証拠です。その誇りは、一生懸命の学校生活を送り、充実した時間を過ごすことで抱くことができます。皆さんは、そんな誇りを抱けるような日々を送っていますか?そこに明確な線引きがあるわけではありません。何事も、行っている最中には結果はわからないのだし、その良し悪しなんて判断できません。だからこそ、一生懸命であってほしい。やれるだけやってみて初めて、どんな結果になっても納得がいくものです。その努力の過程で、「この学校でこんなにも頑張ったんだ」「こんな仲間たちと素敵な日々を過ごしたんだ」という心が残るはずです。

どうか、学園での日々を一生懸命に過ごしてください。いつか、どこかで、学園の名前を見たり聞いたりしたとき、誇りを持てていたんだと思えるように。



(雲雀丘学園中学校・高等学校 高1学級担任 国語科 平井 悠貴)