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親孝行・やってみなはれ

2021年10月08日

挨拶から「やってみなはれ」へ

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 鳥井信治郎氏の「やってみなはれ、やってみなわかりまへんで」という有名なフレーズ。私はこの言葉の全ては「挨拶」から始まっているように思っています。

まず、朝起きて、家族で「おはよう」と挨拶を交わし、朝ごはんで「いただきます」と感謝していただく。出かけるときに「行ってきます」と言って出かけ、一日多くの人たちと出会い、関わり、助け 助けられ、誰かの役に立つことを学び、お互いに「お願いします」「ありがとう」の言葉を交わして、人の温かさを感じて、そして「ただいま」と言って家族の元に帰ることができる。色々とあったその日一日の出来事を、自分自身を振り返りながら家族と話すことで、他人の気持ちにも気づく。こうして、一日を振り返ると、どれだけ沢山の人たちと挨拶をして、お互いに支えあっていることでしょう。

「やってみなはれ、やってみなわかりまへんで」の気持ちで、やってみることができるのは、多分「あんたの周り、よう見てみなはれ。助けてくれそうな人がぎょうさん居たはりまっしゃろ。なんも心配あらしまへん。なんぞあっても何とでもしたりまっさかい、うまいこと行く思て、思うようにやってみなはれ、やってみなわかりまへんで」ということやないかと思っています。そして、最終的な一番の心のよりどころは、家族であってほしいと思っています。

 本校の校是は、「高い志を持ち、自分を律し、努力する」「高志・自律・努力」です。生活の中のたくさんの「挨拶」と親孝行の気持ちがあれば、「やってみなはれ」にもつながってこの校是も生きてきてくると思いますが、いかがでしょうか。



(雲雀丘学園中学校・高等学校 高1学級担任 音楽科 岡﨑 直美)