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親孝行・やってみなはれ
2022年03月18日
感謝の交差点
「いつもありがとうございます」
常連の私の顔を覚えてくれているようです。そこはいつもの献血ルーム。スタッフの皆さんは、輸血が必要な方の代わりに感謝の意を表されているように感じます。たとえ小さなことでも誰かのお役に立ち、感謝されると、自分も嬉しい気持ちになります。
献血に行くようになったきっかけは母の他界でした。母は私を出産したとき、出血が多かったため輸血を受けたと聞きました。その後30年以上経って亡くなったのですが、その時の輸血も一因だったようです。それ以来、自分の血液が輸血に適しているならば、使ってもらいたいと思うようになりました。こういうきっかけで始めたからか、献血中はよく母のことを思い出します。なぜか、大人になってからのことより、子どもの頃のこと、褒められたことより、怒られたことですが。。
スタッフの皆さんから感謝される献血ルーム。そこは私にとって、亡き母を思い、産んで育ててくれたことに感謝する場所でもあるのです。
（事務局課長 川井 勝）