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親孝行・やってみなはれ
2022年04月08日
白いご飯とお漬物につまった愛情
ご入園・ご進級おめでとうございます。春を待って、年中児が植えたチューリップが咲き、メダカも元気に泳ぎ出しました。
幼稚園でビオトープ・田んぼ作りが始まり４年目を迎えます。昨年初めてお米が実り、わずか１９０gですが収穫できました。様々な変化に戸惑い喜び、想像以上の大変さを知りました。稲の花が咲いた時、子どもたちが稲刈りや籾摺りをして白いお米になった時、お米を炊いて鏡餅を作った時、たくさんの感動と大きな喜びがありました。
祖母や両親がお米や野菜を育てる姿をそばで見て育ってきた私ですが、もっぱら収穫できたものをいただくのが専門…。毎日かき混ぜていた糠床、味噌づくり、つくしやお月見団子、当たり前のように過ごしていた日常が、手間暇かけられたもので、季節を味わい、なんて豊かな生活をさせてもらっていたのだろうと改めて感じることができました。大好きな白いご飯とお漬物にほっとするのは、祖母や両親がお米や野菜を大切に育て、家族を思う愛情がつまっていたのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
幼稚園の園庭はまだまだ魅力的な場に生まれ変わろうとしています。さらにみんなの目が輝くことが楽しみです。
（雲雀丘学園幼稚園 保育主任 金野 容子）