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学園ブログ
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親孝行・やってみなはれ
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2023年02月17日
恩師への思い
親孝行について考えた時、中・高と学部・院の恩師のことが思い浮かびました。
中1の時、6年間お世話になる地理の先生に出会いました。海外に興味のあった私には、旅行の体験談を交えた地理の授業が新鮮で、楽しい時間でした。その先生に悩みを話していて「きみがなりたい自分になるためなら、努力を惜しまない」という言葉をかけてくださったことがあります。なりたい自分とは…と考え、私も地理の道に進もうと考えるようになりました。
大学では地理学を専攻し、一人暮らしをしていました。指導教授は、私や同期が研究室や実験室に泊まって課題に取り組み、そのままバイトに出かけるのを見ては、いつも心配してくださいました。お父さんのような存在で、学業も含め些細なことで叱られてばかりでしたが、他専攻の友人が研究室に来ると「うちの子をよろしくね」と挨拶をしてくださる優しい先生でした。
恩師は地理学における“生みの親”で、私の授業を通して恩師のDNAを受け継いで欲しいと思っています。それが私の親孝行です。
(雲雀丘学園中学校・高等学校 高2学年担任 社会科 渕上 貴代)