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親孝行・やってみなはれ
2023年02月10日
一度限りの物言い
親に感謝していることの中で一番は、私の考えや決めたことを尊重してくれることです。中学の先生の勧めと違う高校を受験することに反対しなかったし、兄弟３人が大学・高校・中学へ同時に進学する年は大変だったと思いますが、東京への進学も認めてくれました。卒業後希望する会社に就職できたときは、大阪の会社だったということもあり、すごく喜んでいたのを覚えています。結婚のときも異論なく賛成でした。
その後思うところがあって会社を辞めると決めたとき、それを電話で伝えました。するとその夜、住んでいた家に車で飛んできたのです。「急になんでや」「一人身とちゃうねんで」「考え直したらどうや」人生の節目で初めて反対されたときでした。これまでの経験からすると意外な反応でしたが、心配して気にかけてくれていることがわかった出来事であり、今でも鮮明に覚えています。
それから20年以上経った今でも何かと気にかけてくれます。親子はいつまでもこういう関係なのかもしれません。
（雲雀丘学園事務局課長 川井 勝）