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2017年08月05日

Academic Summer in 鳥取大学湖山キャンパス2017

7/31~8/2の3日間、「Academic Summer in鳥取大学湖山キャンパス」を実施しました。今年度は農学部での実施となり、中学・高校生計4名が参加しました。
共同獣医学科でのテーマは「血液を調べる」、生命環境農学科でのテーマは「毛髪と食品の水銀分析」でした。参加した生徒たちは、各研究室の先生や学生さんの指導の下、必死で学び、実験しており、日頃の学校での授業等とは一味違う「学問の世界」を体感できたことともいます。
最終日には研究成果発表会を行い、多くの研究室の方々の前で3日間で学んだ成果を堂々と発表することができました。
動物の血液に含まれる様々な細胞の種類や数は、動物の種類によって大きく異なること。血液型の決定様式もヒトとイヌ、ネコでは異なることなどが分かりました。手術の見学した様子も丁寧に発表しました。また食品に含まれる水銀については、食物連鎖の中で高い栄養段階の生物に濃縮されていることが分かりました。特に日本人が好んで食すマグロに多く含まれていることがデータで示されました。また参加生徒の家族の毛髪に含まれる水銀の量についても測定し、データをまとめました。
この3日間の経験は2学期以降の学校生活のさまざまな場面で発揮されるものと期待してます。

ご協力いただいた鳥取大学の先生方、学生の皆様に感謝いたします。

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2017年08月04日

Academic Summer in 法律学への招待

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昨年から始まった”Academic Summer in 法律学への招待”が、今日、開催されました。
今年は、神戸地方検察庁の協力のもと、検察と裁判の見学です。
阪急西宮北口駅に集合した中3から高2の7名は、高速神戸近くにある神戸地方検察庁へ行き、検察広報官の方から、検察の仕事の説明を聞きました。
その後、隣接する神戸地方裁判所の法廷へ行き、刑事裁判の傍聴を行いました。内容は書けませんが、人生の断面を垣間見ることができ、皆考えさせられる裁判でした。裁判終了後、裁判官が質疑応答に応じて下さり、さらに、法廷見学もすることができました。
最後に、地検に戻り、一人ずつ検察広報官と質疑応答や意見交換を行いました。
教科書では学べない、生の社会を学ぶことができ、有意義なプログラムでした。
今回お世話になりました神戸地検及び神戸地裁の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

2017年07月25日

Academic Summer in 徳島大学

今年度最初のAcademic Summerとして,徳島大学蔵本キャンパスに来ています。こちらのスキルスラボと薬理学研究室で,医学科への進学を志望している高校生4名が臨床体験や研究体験をさせていただきました。

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スキルスラボは臨床実習の前に器具をつかってさまざまな体験をシミュレーションする施設です。ここでは岩田先生に聴診器の使いかたや手の洗浄,傷口の縫合,腹腔鏡手術で用いる鉗子の操作などを教えていただき,体験しました。
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薬理学研究室では,石澤先生に神経伝達物質であるアセチルコリンによって律動する腸管平滑筋を用い,抗コリン作動性薬物であるヘキサメトニウムやアトロピンを前投与したときの影響をみる実験を見せていただきました。

夜には徳島大学医学科に在籍している58期生にきてもらい,医学科を目指すためのアドバイスなどを話してもらいました。試験中であまり睡眠時間も取れていないようでしたが,1時間以上質問に答えてくれました。明日は,玉置先生から「医学科を目指す高校生へ」というテーマで講話をしていただきます。また,自身がMD-PhDコースの1期生でもある石澤先生からライフデザインについてのアドバイスもしていただく予定です。


2016年09月04日

Academic Summer , サントリー研究者体験 発表会

 本日、文化祭2日目に、科学教室にて、夏休みのAcademic Summer とサントリー研究者体験 に参加した生徒による発表が行われました。朝9時半から文化祭の閉会直前まで、16の研究成果が発表されました。
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 来年の文化祭でも成果発表の場が設けられることと思いますので、どうぞご来場の際には、足をお運びください。
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2016年08月18日

Academic Summer in森ノ宮医療大学 2日目

 8月9日に行われました、Academic Summer in 森ノ宮医療大学2日目の様子の報告です。1日目の様子は8月8日のブログをご覧ください。

 午前中は、臨床検査学科、理学療法学科、看護学科の3つのコースごとに、1日目の実験結果をまとめ午後のプレゼンに向けての準備を行いました。
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臨床検査学科
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看護学科
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理学療法学科

 生徒たちの発表は堂々たるもので、ご担当いただいた先生方の指導の手厚さを感じました。質疑応答にもきちんと明確に答えることができていました。
午後のプレゼンの様子。
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臨床検査学科 顕微鏡で赤血球・白血球を観察しよう
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看護学科 身体にかかる圧力の実験
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理学療法学科 予測的姿勢調節とその変化

2016年08月17日

Academic Summer in ひょうご税理士法人

今年度より新しくAcademic Summer に仲間入りしました「Academic Summer in ひょうご税理士法人」が行われ、中学3年生から高校3年生までの8名が参加しました。朝から事務所を訪問して、9時からは事務所の朝礼も見学させていただきました。税理士の仕事を学ぶために用意していただいたのは、「戦略GM」(Management Game)でした。講師の田中先生からこのゲームの説明をお聞きし、あの「Sony」の経営陣が開発したゲームであることを知り、参加した生徒たちも興味をそそられていたようです。
このゲームは、各自が会社の経営者となり、仕入れや製造、販売の過程や市場の規模や販売価格から、販売のタイミングなどを経営者として「意思決定」していくゲームです。一通りゲームの進め方を説明されて、いざ開始となりました。各期ごとに定められた時間内でゲームを行いながら、各自は自社の運営状態を記録するために、資金繰表(現金出納帳 兼 仕訳帳)を書いていきます。その結果を明確に数字で確認していくために、各期が終わるごとに、マトリックス会計表を作成します。これは貸借対照表(バランスシート)にあたるものでもあり、会社の経営状態がはっきりと分析できます。最初は計算の方法がわかりにくく、戸惑っていた生徒もいましたが、中には一緒に参加してくださった会計士の方よりも早く表を完成していた強者の高校生もいました。他の生徒たちも期を重ねることにより、表の作成はスムーズにできるようになったようです。引率の教員も参加していましたが、計算や表の作成に苦戦しており、ラストの期では最後まで汗水垂らして計算していました。予定の時間を少し過ぎましたが、午後6時過ぎにすべてのプログラムを終え、解散となりました。
このAcademic Summer を通じて、税理士という職業の一端に触れることができたと思います。また、経済のシステムや市場の動きなどに関しても興味を強くしたことでしょう。なによりも、働くこと、つまり仕事を通じて社会と関わり、社会に貢献することの大切さを強く印象づけられたようです。次回はさらに多くの生徒に参加してもらえることを期待しています。
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2016年08月08日

Academic Summer in 森ノ宮医療大学 1日目

 12人全員が集合時間5分前にコスモスクエア駅に集まり、気持ちの良いスタートとなりました。まず、講義室に集合し、生徒らから自己紹介、次いで2日間お世話になる先生方のご紹介がありました。大学の紹介等、ガイダンスを受け、10時から、看護学科、理学療法学科、臨床検査学科に分かれて、Academic Summer in 森ノ宮医療大学の開始です。

〇 看護学科
 寝返りができない人の状況を想像し、ベッドに自分が横になって気になるところや圧力のかかる場所を知り、それに対するケア方法教わりました。また、床や床とタオルケット、畳、ウレタンマットなどなど、その他様々な環境において仰向けに寝転がったときの仙骨とかかとへの圧を、座位のときの背骨と尾骨への圧力を測定しデーター化しました。明日のプレゼンに向けて結果分析しています。

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ベッドと身体の間に手を入れて、ストレスを軽減
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圧力測定器で測定中     実験結果をまとめ中


〇 理学療法学科
 腕を上げたり、上体を反らすことにより、どの筋肉がどのように動くかを1/1000秒単位で測る機械を1人の生徒に取り付けて検証し、まず筋肉について学びました。更に、予測的姿勢制御について理解を深め、実験準備です。物を人から受け取るときに、どこまで物の重さの情報を脳が学習しているかで、筋肉の働き方に違いがあるようです。今回は仮説は先生に提示していただきましたが、作業仮説を生徒らがディスカッションして決め、実験を行っています。高2、高1、中3の5人の生徒が1チームとなり、どんな発見をしてくれるでしょうか。筋電図班と床反発班に分かれて解析をしていきます。

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筋電図測定

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解析と検討
筋電図のソフトを扱うのは難しいので先生がしてくださっていますが、午後は、生徒自身が立てた12の作業仮説に基づき実験を行い、データを解析していました。


〇 臨床検査学科
 手袋のつけ方や手の洗い方など、検査にあたっての基本姿勢を教えていただくところから始まりました。採取した血液を(先生が先生のをです。ここは生徒は見ているだけですが、血管の探し方や針をさす方向などを学びました。)自動血球計数CRP測定装置で測定しました。午後は血液塗抹標本作成を行い、顕微鏡で赤血球を観察します。

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            手洗いチェック

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スライドガラス状に上手く血液をひけるまで何度もチャレンジ。
先生が生徒ひとりずつに付き添って丁寧に指導して下さいました。


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看護学科、理学療法学科の学生さんたちと昼食をいただきました。

2016年08月05日

Academic Summer in 法律学への招待2日め

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”Academic Summer in 法律学への招待”2日目の報告です。
今日も阪急梅田駅に参加者11名全員集合しました。ここから御堂筋を歩いて、大阪地方裁判所の近くにある法律事務所を訪問し、現役弁護士の話を聞くプログラムです。
御堂筋を歩きながら、お初天神やアメリカ領事館などで先生の解説を聞き、大阪地裁前に到着しました。
今回訪問したのは、青雲法律事務所です。李弁護士から、弁護士になった理由、ロースクールになってからの就職の厳しさ、担当した事件の事案を通しての弁護士のやりがいなど、90分近く話してくださいました。
その後、生徒からの質疑応答があり、皆それぞれ疑問をぶつけ、丁寧に答えてくださいました。
最後に、大阪弁護士会館へ行って、レストランで昼食をごちそうしてくださいました。事務所に勤務する女性弁護士も同席され、女性弁護士としてのお話もいろいろ聞かせていただきました。
半日ながら、密度の濃いプログラムでした。
今回お世話になりました青雲法律事務所の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

2016年08月03日

Academic Summer in 法律学への招待1日め

夏休み真っ只中、本日より2日間の日程で、”Academic Summer in 法律学への招待”を実施しています。この企画は、法学に興味関心をもつ中学3年生と高校1~2年生を対象に大学院生・弁護士の方々から直接、講義や実務指導を受けることにより、学問に対する興味・関心を高め、学習意欲の向上を図り、創造性、知的探求心、社会に貢献する精神を育てることをねらいとしています。
初日の今日は、神戸大学内にある模擬法廷”ラ・クール”にて、神戸大学院生のご協力を得て、模擬裁判をメインに、大学構内の見学を行いました。神戸大学の本格的な設備の整った模擬法廷を目の当たりにし、興味津々に生徒たちは裁判官席や弁護人・検事席に腰かけ嬉しそうでした。その後、図書館を見学しましたが、80年の歴史を持つ本館に歴史を感じつつも、良い環境の中で学ぶことのできる神戸大学を肌で感じることができました。午後から模擬法廷”ラ・クール”にて、模擬裁判を実施。今回は刑事裁判を弁護人側・検察側に分かれて事件の被告人が有罪か無罪かを審議しました。生徒たちだけではもちろん審議を進めることができないので、神戸大学院生のご指導のもと、事件の主張と反論をそれぞれ議論し、意見を主張しあいました。最初、生徒たちは主張を言うのに遠慮?していた風にも見えましたが、徐々に自分たちの主張を言い合う場面もみられ、有意義な時間を過ごすことができました。本当に良い経験が出来たのではないかと思います。この企画に大きく貢献し尽力してくださった本校53期卒業生の乾直行様、また模擬裁判等ににご協力いただいた神戸大学院生の皆さまには本当に感謝しております。ありがとうございました。

1.jpg 2.jpg神戸大学到着!           模擬法廷”ラ・クール”

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図書館見学             模擬裁判の様子①
6.jpg 7.jpg 模擬裁判の様子②          模擬裁判の様子③
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みんなで記念撮影

2016年07月01日

Academic Summer in 公認会計士・税理士事務所

「Academic Summer in 公認会計士・税理士事務所」 の参加者を追加募集しています。
会計士・税理士の実務を模擬的に体験して学び合う「産学連携型体験プログラム」です。
中3~高3生徒は日程を確認の上、積極的に参加しましょう。シュミレーションやディスカッションなど、昨今重要視されているスキルを学べるチャンスです!

日  程:8月17日(水)
場  所:ひょうご税理士法人 塚口事務所

「企業の経営を診断士、支援プランを考案する」
中小企業の医師・病院の立場の仕事を体験します。

ひょうご税理士法人の公認会計士・税理士の方々から直接、講義や実務指導を受けることにより、学問に対する興味・関心を高め、学習意欲の向上を図り、創造性、知的探求心、社会に貢献する精神を育てることをねらいとしています。
企業経営改善のシュミレーション、グループ発表、グループディスカッション等、一日盛りだくさんの内容です。

参加希望の生徒は、進路指導部の浅野先生に申込用紙をもらいに行ってください。

Academic Summer in 法律学への招待

今年度、中学3年生と高校1~2年生を対象に「Academic Summer in 法律学への招待」を新たに企画いたしました。

中学3年生と高校1~2年生を対象にした、法律系の体験学習の催しです。
1日目は、神戸大学大学院で学ぶ卒業生の協力を受け、神戸大学法学研究科の模擬法廷を体験し、学内の見学を行います。2日目は、大阪地裁の近くで実際に開業しておられる法律事務所を訪問し、弁護士の先生と質疑応答しながら、弁護士をはじめとした法律家の実務について学びます。
本プログラムは、大学院生・弁護士の方々から直接、講義や実務指導を受けることにより、学問に対する興味・関心を高め、学習意欲の向上を図り、創造性、知的探求心、社会に貢献する精神を育てることをねらいとしています。

日   程:8月3日(水)10:00~14:30、4日(木)9:00~12:30  
募集人数:6名程度(中3生と高1・2生対象)
場   所:3日…神戸大学、4日…大阪市内法律事務所

参加希望の生徒は、西山新先生から申込用紙をもらってください。
締め切り:7月22日(金)

2016年06月30日

サントリー研究者とAcademic Summer (理系)

本日、サントリー研究者体験と、Academic Summer in 徳島大学, 鳥取大学, 森ノ宮医療大学の申込者への参加の可否通知を配布しました。
参加可となった生徒の保護者様は、確認の上、7月4日までに指定用紙をご提出ください。

森ノ宮医療大学は、今年度より募集枠が増えましたことから、もう若干名募集しております。

2016年06月18日

Academic Summer in 公認会計士・税理士事務

 「Academic Summer in 公認会計士・税理士事務所」を
今年度新たに企画しました。

日程:8月17日(水)
場所:ひょうご税理士法人 塚口事務所
対象:中3~高2生
募集人数:20~30名

 会計士・税理士の実務を模擬的に体験して学び合う「産学連携型体験プログラム」です。公認会計士・税理士の方々から直接、講義や実務指導を受けることができます。企業経営改善のシュミレーション、グループ発表、グループディスカッション等、一日盛りだくさんの内容となっております。

 各クラスに案内を掲示しています。興味のある生徒は、保護者様向けの詳しい案内を担任の先生か進路指導部の先生から受け取ってください。

参加希望者は、申込書を担任の先生に提出してください。
締め切り: 6月30日(木)

2016年06月16日

Academic Summer (理系) 参加者募集

Academic Summer (理系) 参加について,中3〜高2の希望者に案内とエントリーシートをお渡ししています。参加を希望する方は学年進路の先生に申し出て,書類を受け取ってください。募集は現在修学旅行中の高校2年生を配慮して25日までに設定しています。あまりギリギリにならないようにご留意ください。

・徳島大学 蔵本キャンパス(医学部) 高校生のみ
・鳥取大学 米子キャンパス(医学部)
・鳥取大学 湖山キャンパス(地域・工・農学部)
・森ノ宮医療大学 南港キャンパス(医療系3学科)

参加希望の生徒は、エントリーシートを担任の先生を通じて進路指導部に提出してください。
締め切り: 6月25日(土)

2016年06月02日

Academic Summer2016 ご案内

5年目となりました、雲雀丘独自の高大連携講座、
Academic Summerの今夏実施のご案内をさし上げます。

中3以上の生徒が対象となりますので、当該学年のクラスに昨日、掲示で案内を出しました。今後、各講座の詳しい募集が始まりますが、詳細はすべて掲示になります。生徒の皆さんはしっかり自分で行動してください。

毎年どの講座も盛況です。特に募集人数の少ないものについては、高倍率となることが予想され、募集人数を上回った場合、志望理由書の内容や面接等で選考します。その分野にどれだけ真剣に向き合っているかを見させてもらいますので、参加意向のある生徒は準備をしておいてください。

積極的に参加し、夏を有意義に過ごす材料のひとつにしましょう。

*それぞれ交通費と実験・実習費が必要です。
**下記の講座の他、弁護士体験企画の準備を進めています。決定次第、お知らせします。


鳥取大学・湖山キャンパス(地域学部・工学部・農学部)
8月1日(月)~3日(水) 2泊3日
 (中学3年~高校2年 10名募集)
「風車工学入門」「色素タンパク質」など理系分野で実験・実習と発表

鳥取大学・米子キャンパス(医学部生命科学科)
8月1日(月)~3日(水) 2泊3日
 (中学3年~高校2年 10名募集)
「遺伝子解析」「がん細胞」など生命科学分野で実験・実習と発表

徳島大学・蔵本キャンパス(医学部医学科)
7月27日(水)・28日(木) 1泊2日
 (高校1年・高校2年 4名募集)
「臨床診療練習」「培養細胞実験」など医学分野で実験・実習

森ノ宮医療大学・南港キャンパス(医療系)(分野を拡大)
8月8日(月)・9日(火) 2日間(宿泊なし)
 (中学3年~高校2年 24名募集)
「看護」「理学療法」「臨床検査」の医療3分野,実験・実習と発表

京都大学・吉田キャンパス(生命系)
7月19日(火)~21日(木)のうち、2日間(宿泊なし)
 (高校1年~高校2年  4名募集)
「ウイルス」「遺伝子解析」など生命科学分野で実験・実習と討論,発表

「公認会計士・税理士の仕事を学び,企業支援プランを考案」(新規)
8月 17日(水)
 (高校1年・2年 20名程度募集)
企業経営の分析・討論を通じて,経営改善・事業再建などの企業支援計画を立て,発表する。

「サントリー研究者体験」
けいはんな学研都市に変更となりました。
第1期 7月25日(月)~31日(金) 5日間(宿泊なし)
第2期 8月 1日(月)~ 5日(金) 5日間(宿泊なし)
 (高校2年・3年 各期5名募集)
「ペプチドホルモンのアミノ酸配列の決定」
「ペプチドホルモンの遺伝子の増幅と配列決定」
「ペプチドホルモンが結合する受容体の決定と活性の強さの算出」
生命科学系のテーマについて5日間研究をおこない,結果をプレゼンテーションする。

2015年11月02日

AcademicSummer・研究者体験発表会 No.5

毛髪と食品の水銀分析 H1G N.T.
指導:鳥取大学地域学部地域環境学科 寳來先生

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鳥取大学地域学部で毛髪や食品に含まれる水銀レベルの分析を体験してきた生徒の発表です。体験には高校生が2名参加しましたが,発表は1名で頑張ってくれました。水銀は生物濃縮によって栄養段階が高次である生物に蓄積するため問題になります。実際に食品にはどれくらい含まれているのか,また自分たちヒトにはどれくらい蓄積しているのかをCV-AASによって測定してきました。魚介類を多く取る人や年齢が高い方が数値は大きいものの,平均的な食生活をしている限り,健康への影響はないことを報告してくれました。

2015年10月20日

AcademicSummer・研究者体験発表会 No.4

がん細胞の解析法 H2H A.N., J3A D.T.
指導:鳥取大学医学部医学科 三浦先生

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鳥取大学医学部でがん細胞の解析法を体験してきた生徒の発表です。がんが不治の病であった昔とは違い,さまざまな方法で診断したり,治療することができるようになりました。miRNAでがん細胞が正常化したり,線虫を使ってガンが診断できることを報告してくれました。実際にがん細胞を観察したり,マウスを解剖して腫瘍を確認したりもしたようです。内容が難しかったので理解に苦労していましたが,研究室で丁寧に教えてもらって良かったと話してくれました。

2015年10月14日

AcademicSummer・研究者体験発表会 No.3

微生物を見てみよう H2G A.K., J3C R.H.
指導:鳥取大学医学部保健学科 中本先生

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鳥取大学医学部保健学科で臨床検査の1つである細菌検出を体験してきた生徒の発表です。寒天培地にスタンプしてブドウ球菌などの微生物を検出したり,メラー法で芽胞を染色するなどして,水や石鹸で手洗いをすることによる変化を報告してくれました。顕微鏡下でも形しか識別できない細菌をグラム染色などによって区別する技術は,医療や食品関連の職場で使われていることを再認識させてくれました。

2015年09月11日

AcademicSummer・研究者体験発表会 No.2

染色体って何? H2G M.M., J3B Y.H.
指導:鳥取大学医学部生命科学科 久郷先生

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鳥取大学医学部で染色体研究を体験してきた生徒の発表です。DNA中に導入したGFP遺伝子の配列を可視化するという目的で,FISH(蛍光 in situ ハイブリダイゼーション)をおこなったそうです。遺伝子を導入することは研究の世界では一般的になりつつありますが,染色体そのものを操作する技術は染色体光学研究センターをもつ鳥取大学医学部の研究室ならではだと思います。体験した生徒2人もかなり難しい内容でしたが,よく理解して発表してくれました。

2015年09月08日

AcademicSummer・研究者体験発表会 No.1

血液を調べる H2A R.K.,J3B Y.T.
指導:鳥取大学農学部獣医学科 岡本先生

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鳥取大学農学部で動物病院の実習も含めて体験してきた生徒の発表でした。血液を塗沫標本にしてギムザ染色したことや,貧血のイヌやネコの血液を観察し,伝えるすべのないペットに対する検査の重要性などを話してくれました。がんの摘出などのオペも見学できたようです。また動物が好きというだけでは選べない,動物の命に関わる進路であることも病院の中で感じ取ってくれたようです。

2015年09月07日

AcademicSummer・研究者体験発表会 No.0

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 この夏に鳥取・徳島・同志社・森ノ宮医療,大阪市立,京都の6大学でAcademic Summerに参加した生徒が80名,サントリー生物有機科学研究所で研究者体験に参加した生徒が10名がいます。文化祭では代表の生徒がそれぞれの体験内容を報告しました。現地では大学や企業の研究室で行われていることを中高生に分かりやすく説明していただいたとは言え,内容はかなり専門的であり,学校に戻ってきてからもしっかりと準備をしないと質問にも答えられません。発表まではかなりのプレッシャーもあったようですが,最後は「参加してよかった」「もっと学びたい」と前向きな感想が満足度を示しているように思います。

 発表のようすを少しずつアップしていきます。

2015年08月09日

Academic Summer in 同志社

8月6日・7日の2日間でAcademic Summer in 同志社を開催しました。

1日目は、同志社大学構内の史跡を廻り、かつて同地にあった相国寺・二条家邸宅・薩摩藩邸のことを詳しく伺いました。

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相国寺の例を見ない大きな講堂の跡などが、同志社の構内に残っています。

今回は同志社大学文化史学科1回生の学生さんと一緒に先生のレクチャーを聞き、実際の学生さんたちが勉強する姿勢も、生徒たちには大変刺激になったようです。

そして、自分たちの足で歩いてみた情報をもとに2枚の古地図を見比べて、江戸時代の中期から後期へ、同志社大学周辺から京都大学周辺地域がどのように変遷したのかを全員で考えます。

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最初は古地図の中で、現在自分たちが立っているポイントを探すことも難しかった生徒たちでしたが、先生から少しずつヒントを与えて頂き、徐々に「ここかな?」「ここに今出川って書いてあるよ!」と自分たちから意見を出し合うようになり、興味津々でした。

こちらは、発掘調査データなどをまとめて下さったデータです。

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最後に、相国寺の史跡を自分たちで実際に歩いてみて、現在にも残る何気ない土の盛り上がりなどからたくさんのことが読み取れることを感じ取ったようです。

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調査事務所では、最近二条家から同志社大学へ寄贈された長持を見せて頂いた場面も。

この写真では見えませんが、菊の御紋が入っていて、二条家へ輿入れした内親王の持ち物だったことが分かります。

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普段ではまず見せて頂けない貴重な資料を間近で見せて頂き、生徒たちはおっかなびっくりといった様子でした。

1日目のプログラム終了後は、有志で時間を取り、先生のお話で出てきた京都御苑から、かつて鴨川の河原が広がっていた東端の京都大学まで歩いてみました。

自分たちの足で歩いてみると、京都御苑の大きさや鴨川の位地なども把握でき、「京都御苑がこんなに大きいなんて!」「やっぱり自分の足で歩いてみると違う」と感じたようでした。

2日目は、発掘現場から出てきた資料を手にとって、考古学ではどのように歴史を考察してゆくのか、その過程を実際に体験します。

まずは、京都では珍しい奈良時代の遺物を手にとり、注記と接合の作業を行います。

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出土地区を墨で書き込む作業ですが、何も語らない遺物が対象である以上、これが後々の研究にまで影響を及ぼす大切な作業となります。

生徒たちは最初、遺物を素手で触ることに目を白黒させていましたが、こわごわと書き込んでいたのが段々と熱中してきて、遺物の特徴なども検討しはじめます。

接合できる遺物がないか、と自分の手元にある遺物と同じような特徴を持つ遺物を探しながら注記していく様子は、短い時間の間に生徒たちが遺物を見る目が変わったことを感じさせ、大変頼もしかったです。

そして、接合できる遺物を見つけると大喜び!

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全部接合できたらどれくらいの大きさになるのか、これはどんな形のものだったのか、などを先生と検討してゆき、とても楽しそうでした。

そして、みんなで注記した遺物を並べて、特徴を見抜いて時代順に並べます。

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過去のデータから、この遺物は5世紀末から6世紀にかけて、飛鳥時代のものだと分かりました。

ではなぜ、同じ場所から出土した遺物に、こんなに時代の幅があるのか?

先生の指導のもと必死で推理し、いくつかの仮説を立てて検討しました。

生徒たちは、考古学というのは出土遺物自体は何も語るものではなく、その遺物からいかにデータを読み取るか、ということが仕事なのだ、ということを肌で感じ取ったようで、「金銀財宝を掘り出す!という考古学のイメージが変わった。すごく地道な作業だけど面白い!」と言っていました。

次に、自分たちが注記した土器の表面のデータを取るため、拓本の作業を行います。

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紙と水、墨を使っての作業に悪戦苦闘していましたが、模様が浮き出てくることはとても楽しかったようです。

他に、銭貨や軒丸瓦が出てくると、生徒たちは大喜び!

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銭貨について先生に積極的に質問をしたり、大きな瓦を取り合って拓本を取っている風景は微笑ましいものがありました。

拓本を乾かしている間に、先生に同志社の研究室や研究システムのことをお聞きしたり、進路のことや大学選び、学問とは何か、など深く幅広くお話をして頂くこともでき、生徒たちは真剣に聞き入っていました。

大学の先生が受験や進路のことをどう考えていらっしゃるか、率直にお聞きできる機会はなかなかありません。

先生も2日間時間を過ごした生徒たちということで、本当に親身にお話下さり、とても貴重な時間を頂きました。

生徒たちには、本当に意義ある時間となったのではないでしょうか。

そうしているうちに、拓本が完成。

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生徒たちは自分たちが作った拓本を嬉しそうに持ち帰っていました。

考古学はエジプト考古学のイメージや徳川の財宝を見つける、などのイメージが一般には先行してしまいがちのようです。

しかし実際には、地道で泥臭く、忍耐のいる学問です。

そして文系に分類されつつも、案外体育会系のカラーが強いことも特徴です。

生徒たちは「華やかなイメージがあったけど、小さなことをたくさん積み重ねていかなきゃいけないんですね」「物を探すだけじゃなくて、そこから何を読み取るかが一番大切なんだ」「すごく体力がいるし、チームワークが大切な学問なんだ、と思いました」と感想を口にしていましたが、考古学の本当の姿や魅力が少しでも伝わったのではないかな、と思えた2日間でした。

2015年08月08日

Academic Summer in 大阪市立大学医学部

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 8月7日、大阪あべのにあります大阪市立大学医学部阿倍野キャンパスでアカデミックサマーを開催いただきました。中学2年生から高校3年生までの生徒と保護者のみなさん合わせて50名ほど参加しました。
 まず、総合診療センター教授首藤先生に「医学部ってどんなとこ?よき医療人に求められていることって?」と題して雲雀生対象の特別講義をしていただきました。90分を超えるご講義でしたが、巧みな話術と興味深い内容に惹きつけられながら、あっという間に時間が経っていました。手のあげ方、意思表示の仕方、相手の目をみて、うなづきながら話を聴くことなどをお話しいただきながら、それらが世間に求められる良医になること、万人に求められる人物になることに通じていると教えていただきました。
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 講演の後、利用者数関西1を誇る大阪市立大学医学部「スキル シュミレーション センター」での実習をさせていただきました。研修医の先生方に加え、大阪市立大学医学部硬式テニス部のみなさんにリードしていただきながら、「採血」・「エコー検査」・「聴診器」の3種類の実習をさせていただきました。研修医や医学部生のみなさんの明るく積極的な語りかけのおかげで、生徒たちも自ら進んで実習に取り組んでいました。とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
 今回のアカデミックサマーに参加したことで、大阪市立大学医学部に入学したいと思った生徒も多くいたのではないでしょうか。人との出会い、ご縁の中で、自分の将来を考え、モチベーションをもって勉学に励んでほしいと思います。首藤先生を初め、大阪市立大学医学部のみなさま、本当にお世話になりました。心よりお礼申し上げます。

2015年08月05日

Academic Summer in 鳥取大学(医学部)3日目

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発表会の当日の朝のようすです。教えてもらったことを上手く伝えるためにぎりぎりまで原稿を推敲し,学部生や院生に相談し,パワーポイントを作り直し,発表の練習をしていました。

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久郷先生のところで「蛍光 in situ ハイブリダイゼーション」を体験したグループ。鳥取に来るまではセントラルドグマも知らなかった中学3年生も,遺伝子の発現機構を理解して,染色体のどこに目的の配列があるのかを検索する手法を説明してくれました。
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畠先生のところで「神経細胞の観察」を体験したグループ。スライドは海馬を撮影した写真で,抑制性の神経細胞をGFPで標識したことで,赤く染められた興奮性の神経細胞と,緑色に発色している抑制性の神経細胞を染め分けているようです。
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三浦先生のところで「がん細胞の解析」を体験したグループ。miRNAによってがん細胞を正常に戻すことができる可能性があることや,センチュウを使ってがん細胞を検出する技術が確立しつつあることなど,最先端のがん研究について発表してくれました。
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中本先生のところで「細菌の検出や同定」を体験したグループ。グラム染色や芽胞染色など,細菌検査を実際におこない,その染色のしくみについても説明してくれました。水や石鹸で手洗いすると常在菌が毛根から出てきてしまうので,培地にスタンプするとコロニー数が増加するのは意外でした。
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最後は医学科健康政策医学の大西先生のところで「PM2.5やマスクの効果」を体験したグループ。これまでのブログで紹介できなかったのは,このグループが屋外で活動していたからです。大学周辺だけではなく,大山まで足を伸ばして,PM2.5の測定をしていました。発表者が手にしているのはガスマスクで,一般的なマスクと対比するために用意していました。マスクが顔にフィットしていないと効果がないことを調べて,発表してくれました。

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生徒たちは素晴らしい3日間を過ごせたようです。すぐに学校の成績に反映するわけではありませんが,本物の学問に触れて体験できたことは,今後の進路を考えていく中で大きな意味を持つことと思います。指導してくださった大学の先生や院生,学部生との別れができなくて,写真を撮った後もなかなか動いてくれず,もう少しで帰りのバスに乗り遅れるくらいでした。ご指導いただいた鳥取大学のみなさまには感謝しております。ありがとうございました。

Academic Summer in 鳥取大学(湖山C)

8月3日(月)~5日(水)に鳥取大学湖山キャンパスで行われたAcademic Summerのようすは,中学3年の61期生通信にアップされています。
1日目
2日目
最終日

2015年08月04日

Academic Summer in 鳥取大学(医学部)2日目

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56期生で現在は保健学科(看護学専攻)2回生のYさんと57期生で現在は医学科1回生のKさんが後輩に話をしに,訪問してくれました。特にKさんは2年前のサイエンスキャンプで鳥取大学を訪れたことがきっかけで進学先を決めたので,このイベントには思い入れもあると思います。二人とも推薦入試を利用して進学を決定したので,入試のことや下宿も含めた大学生活のことなど,在校生にいろいろなアドバイスをしてくれました。

Academic Summer in 鳥取大学(医学部)2日目

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2日目に入り,本格的に研究室での体験が始まりました。左上は染色体工学センターの久郷先生の指導の下で蛍光 in situ hybridization(FISH)を体験しているグループで,このときは染色体の一部を蛍光で標識した細胞を観察していました。右上は中本先生が直接,菌体の染色や芽胞の観察を指導していただいているようす,左下は三浦先生が直接,PCRのやりかたを指導しているようすです。右下は生体高次機能学の畠先生の指導の下で脳科学を体験しているグループで,GFPマウスの脳の神経細胞を蛍光で標識していました。この直前にマウスの脳を取り出して観察したそうです。(スライドガラスに脳を3つ並べて見せてくれましたが,写真は自主規制します。)

どこのグループも内容は大学3~4年生レベルで難しいので,昨日の夜はそれぞれの研究室でしてきたことを整理して,何を聞いてくれば良いかを確認していました。中学生と高校生で1組にしているので,異なる学年で助け合ってくれたらと期待しています。今すぐに全部を理解できなくても,本物の体験を通じて学問の楽しさを感じてもらえればと思います。

2015年08月03日

Academic Summer in 鳥取大学(医学部)1日目

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Academic Summerは鳥取大学から始まりました。湖山キャンパスで4年前にサイエンスキャンプという名前で始めたイベントが最初です。医学部のある米子キャンパスでは次の年から始まり3年目になります。今年も大学の先生方に全面的にサポートしていただいて実施することができました。

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簡単なガイダンスをおこなった後は,各研究室に分かれて,必要なレクチャーを受けたり,予備実験を始めたりしています。上は保健学科病態検査学の中本先生の指導の元でさまざまな微生物の同定をしているようすです。この後,グラム染色をしたようです。すぐそばに大学院生がマンツーマンでついてサポートをしてくれています。下は医学科薬物治療学の三浦先生の指導の下で癌細胞の観察から始めたところです。この後,miRNAによって癌細胞が消失することなどを確認するそうです。

2015年08月01日

Academic Summer in 京都大学

7月29日(水)~31日(金)に京都大学ウイルス研究所で行われたAcademic Summerのようすは,高校1年の60期生通信にアップされています。
1日目
2日目
3日目

2015年07月31日

Academic Summer in 徳島大学(医学部)2日目

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徳島大学医学部でのAcademic Summerも2日目です。昨日,細胞の培地にさまざまな生理活性物質やその阻害剤を加えた影響を,顕微鏡で観察したり,吸光度測定して,確認しました。培養した時間が短いためはっきりとした結果は出ませんでしたが,石澤先生に解説していただいて,少しは理解ができたようでした。
また,玉置教授には「これから医師を目指す君たちへ」というテーマで2時間近くお話しをしていただきました。今回参加した4名は医師をはじめとする医療系に進学を希望していますので,先生の言葉を一つ一つが胸に響いたようです。進路を考えていく上で大切なことをたくさんお聴きできたことと思います。

2015年07月30日

Academic Summer in 徳島大学(医学部)

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週の後半は徳島大学蔵本キャンパスにある医学部に伺いました。
まず,スキルスラボで岩田教授から臨床診療の基礎を教えていただきました。1分間で手を洗うことから始め,次に縫合を教えていただきました。持針器とピンセットで針と糸を扱うのは初めてで難しかったようです。また,鉗子を使って腹腔鏡手術のシミュレーションをしたのですが,モニターを見ながらビーズを移動させたり,輪ゴムを結んだりしながら,二次元の情報を三次元に変換する難しさを感じていたように思います。
後半は,石澤先生に培養細胞実験を指導していただきました。さまざまな阻害剤を加えた培地の中で細胞の遊走や増殖への影響を見るものですが,聞き慣れない単語も多く,理解するのに苦労していました。実験の合間に徳島大学PhD-MDコース1期生でもある石澤先生から,研究医と臨床医の違いについてお話ししていただいたことはとても興味を持って聞いていたように思います。
明日は,培養細胞実験の結果を検証したのち,玉置教授から「これから医師を目指す君たちへ」というテーマでお話ししていただく予定です。

2015年07月28日

Academic Summer in 徳島大学(総合科学部)

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徳島大学総合科学部(来年度から生物資源産業学部)でのAcademic Summerも2日目です。昨日の午後にPCRで増幅させた大腸菌DNAをアガロースゲル電気泳動によって同定する実験をしました。マーカーとの比較から450bpのバンドが検出されました。また,推定実験でガス発生が,確定実験で特有の光沢のあるコロニーがそれぞれ検出されました。最後に横井川教授から一連の実験に対する講評をいただいて,無事に終了することができました。
参加した生徒からは,内容は難しかったが,優しく指導していただいてうれしかったとの声が聞かれました。今週の後半は徳島大学医学部に伺います。

2015年07月27日

Academic Summer Start!

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今年度のAcademic Summerは徳島大学(常三島C)から始まりました。総合科学部(来年度から生物資源産業学部に改組)で,横井川教授に「食品の大腸菌検査」を体験させていただいています。二泊三日の短いスケジュールですが,食品衛生検査指針に沿った培養法に基づく検査,PCR法によって大腸菌特有の遺伝子を検出する方法の2つをおこなう予定です。高校2年生3名と高校1年生1名ですので,専門的な知識は補って頂きながら,楽しく学ぶことができています。今年も卒業生のFさんがサポートをしに来てくれました。今から宿舎に戻って,今日学習したことの復習を兼ねた学習会をおこないます。

2015年04月07日

京都・文化体験企画

4月6日(月)、京都・文化体験企画を高2日本史選択者有志により開催しました。
Academic Summerの一貫とはいうものの、時期は春休みということでイレギュラーではありますが、日本文化を育んだ京の都の春・桜を体感することができました。
今回は、学校の授業だけではなかなか生徒が実感することのできない“文化”に興味を持ってもらうことを目指し、“文化を体験する”“文化に触れる”ということを目的としています。


まず、京都五条にある風俗博物館で、寝殿造の構造や平安時代の年中行事などを学びました。

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今回は曲水の宴や元服の式の様子などが再現されていました。

次に、実際に袿や狩衣の着付けを教えて頂き、生徒達も実際に古代の衣装を互いに着付けてみていました。
本の中の絵で見るだけであった装束がどのようなものなのか、古代の人々はどのように考えて装束を整えていたのか、学ぶことができ、生徒達も非常に興味深かったようです。
最後に装束の畳み方まできちんと教えて頂きました。

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その横では、平安時代の遊びである偏つぎや双六などに挑戦する生徒たちもいました。

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続いて同志社大学に伺い、同志社歴史資料館の若林准教授より同志社周辺の史跡について講義して頂きました。

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出土した地層の見分け方や出土遺物から伺える調査結果などを説明して頂いた後、実際に同志社大学の敷地内を発掘調査により発見された相国寺の礎石や花の御所の遺構などを案内して下さいました。


同志社大学からは徒歩で京都御苑を北から南まで突っ切り、公家町や御所の大きさを自分達の目で確かめる時間としました。
現在に残る公家屋敷である冷泉家を見た後、公家町の広がっていた京都御苑へ。
授業で扱った蛤御門も実際に目にすることができ、生徒たちは感激したようです。
蛤御門の変で門に付いた銃弾の跡を熱心に見ていました。

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閑院宮家や九条家跡を見て御苑を出る頃にはへとへとになっていた生徒達ですが、御所や公家町の広大さを身に沁みて感じたようです。


この後は東山の体験工房EN家で、香道体験をさせて頂きました。
香道は日本文化の中でも重要な位置を占め、古典を読む際にも必要とされる知識でありながら、現在では華道や茶道のようになかなか触れる機会もなく生徒たちには理解が難しいものです。
その香道に僅かながらでも興味を持つきっかけとなれば、と今回企画をしました。
今回は生徒になじみやすい、匂袋作りという形にさせて頂きました。

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香に使う材料の説明を受けた後、実際に竜脳や白檀、大茴香の香りを聞かせて頂き、自分たちで匂袋に入れる香を調合してゆきます。

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袋は西陣織・縮緬の布から自分たちの好きな模様を選んでいます。

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できあがりです!
やはり生徒たちそれぞれに調香に癖があり、お互いにこの香は爽やかな香りがする、とか甘い香りがする、とか評価しあっていました。
嗅覚に訴える形でそれぞれの個性が出せるところが、香道の魅力であり、面白さですね。


最後に下鴨神社へ。
下鴨神社は葵祭を執り行う社であり、京の地下に存在する豊かな水脈を実感することができる場であもあります。
先ほどまで賑やかな街中にいたというのに、一歩踏み込めば独特の静謐さと水の気配がする下鴨神社、そして糺の森に、生徒たちは何か厳粛な気持ちになったようでした。
そして、糺の森の中の川や森の美しさに見ほれて、あちこちにカメラを向けていました。
都会育ちの生徒たちには、これだけでも良い体験になったのではないかな、と思える良い表情をしていました。

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葵祭の行われる社や古代の祭祀の史跡を廻り、ちょうど式年遷宮にあたっている下鴨神社の様子も目の当たりにすることができました。


1日で盛りだくさんの日程でしたが、全員元気に行程をこなすことができ、無事帰途に就きました。


2014年12月16日

「Academic Summer in 森ノ宮医療大学」 感想

高校1年 「一貫」 男子
★参加して良かったことはなんですか。
参加理由である。学校では習わないような専門的なことを学びたい、というものが叶えられ、しかも、自分の思っていたよりもより深くまで教えさせていただいたということが一番参加してよかったと思う点です。また,在校生の方々勉強への取り組み方や今までの経験などのお話が聞けてこれからの進路を考える上での励みになったと思います。

★この体験はあなたの進路を考える参考になりましたか。
ずっと獣医学系にしかいっていなかった目が理学や鍼灸の方もいいな、と思えました。


高校1年 「一貫」 女子
★参加して良かったことはなんですか。
実際に使う鍼を打つ練習や,お灸を燃やすと何度になるかを調べたり,普段は出来ないことを実習でできたことです。今まで見たことがなかった機械も使って,大学で行っていることができて大学のイメージを具体的にすることができました。また,私は今まで人前で発表することがあまりなかったので,研究発表会はとても良い経験になりました。知らない方々しかも大学の先生方ばかりの前での発表で,とても緊張しましたが,こうすればもっと良かったかもしれない,次に発表するときはこうしようと老考えることができました。

★この体験はあなたの進路を考える参考になりましたか。
大学ではあることについて深く学ぶということを実感できました。私は医療に関わりたいとは思っていますが,それ以外は何も決めていません。自分が何について深く学びたいのか考える良いきっかけになりました。

★このプログラムの改良点があれば書いてください。
もう少し発表する準備が欲しかったです。

2014年12月15日

「Academic Summer in 鳥取大学」 感想5

1年一貫 女子
参加して良かったことは次の3点です。世の中には様々なことを学ぶところがあると知れたこと。卒業生と話すことで、リアルな大学生活、一人暮らしの良いところ、悪いところをそれぞれ感じられたこと。時間は少なかったけれど自分の作品を完成させて達成感が得られたこと。

2014年10月10日

AcademicSummer・研究者体験発表会 No.18

血液を調べる H2D H.T.,J3B F.K.
指導:鳥取大学農学部獣医学科 岡本先生

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最後は鳥取大学農学部で動物病院の実習も含めて体験してきた生徒の発表でした。血液を塗沫標本にしてギムザ染色したことや,遠心分離によって血漿を取り出しCRPを測定したこと,麻酔の種類とはたらきを教えていただいたことなどを話してくれました。専門的なことは難しかったようですが,学部生や院生にフォローしてもらって,薬剤が受容体にはたらくしくみまで学んできたようでした。また動物が好きというだけでは選べない,動物の命に関わる進路であることも病院の中で感じ取ってくれたようです。


以上18組の発表をおこないました。指導していただいた大学や研究所の先生方のおかげで,どの生徒も成長を感じることができる内容だったと思います。もちろん実際の研究は数日でできるものではありませんし,そのための基礎的な学力をつける必要もあります。Academic Summerのようなイベントは学校で日々授業を受けていることの意味を考えるきっかけになるかも知れません。ちょうど今,JSTのウインターサイエンスキャンプの募集をおこなっています。興味のある人は検討してみてください。