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2012年02月29日

式典を学ぶ

本日(2月29日)は、年度末、考査前の中高合同の全校朝礼を行いました。

明日(3月1日)は高校卒業式です。
昨日、高校3年生全員が集まり、予行練習を行いました。
本番もきっと素晴らしい式になることと思います。

社会には様々な式典があります。
学校でいうと、入学式・卒業式・始業式・終業式・修了式・離着任式・○○記念式典・・などになりますね。

最近、残念なことに、このような「式典」が厳粛に行われないという傾向が見られます
マスコミでよく報道されている『成人式のむちゃくちゃな行動』は、わかりやすい例ですね。

どうして、そうなってしまうのでしょう?
恐らく、「式典」について教えられてきていないのでしょう。

皆さんの中には、まだまだ「式典」をどのように迎えることが良いのか、
ピンとこないという人もいるでしょう。

それで良いのです。
本校では厳しく細かく「式典」について教えていきます。
しっかり身に着けていくようにしてください。

今、行っている全校朝礼も、式典の学びの一つです。
服装を正し、真っ直ぐに列を作り、静かにお話を聞くこと。
なによりも大事なことですね。

毎年、雲雀丘学園では、厳粛かつ温かい卒業式になります。
明日もきっとそのようになるでしょう。
4月からは、また新しいステージが始まりますね。
ますます活躍されることを期待しています。
卒業おめでとう!


2012年02月22日

自分を育てるのは自分自身

今日は高校朝礼を学園講堂にて行いました。
高校3年生が、受験でいないため、いつも満員になる講堂が、今日はがら~んとしています。

始めに、教頭先生からのお話がありました。
皆は、自分の置かれている現状に不満があるだろうか。
全くないという人もあろうが、たいがい、何か不満があることが多いだろう。

そして、自分の目標や達成したいと思っていることができない時に、
その置かれている現状を理由にする。

たとえば、部活動などで良い結果がなかなかでない・・
それは、勉強する時間が多すぎて、練習時間が少ないからだと不満をもらすなどだ。

私自身が、学生だった頃は子どもの数も多く、1学年に900人からの同級生がいた。
部活動するにも活動場所の奪いあいであった。
種目は「剣道」であるが、それこそ、校舎の屋上、グランド・・武道場以外の場所でも大いに練習に励んだ記憶がある。当時、恐らくそのような劣悪な部活の状況に不満もあったであろうが、がむしゃらに、様々な場所で練習をした。府下1位は無理であったが、近畿大会出場は果たすことができた。

つまり、現状の不満を嘆いたところで、そこに成長はないということである。
現状を変えないとできなということに気をとられることのないようにしていきたい。
「自分を育てるのは自分自身」しかない。


次に生徒指導部長から
「自分を育てるのは自分自身」である。
それを、公共交通機関でのマナーについても実践して欲しい。
満員電車で、お年寄りや身体の不自由な方が立っておられるにもかかわらず、平気で座席に座り続ける。また、中間同士で大声でしゃべる・・ということはやめよう!

気持ちの良いマナーが身についた人になりたくないか?
優しい気持ちを持って、常に行動できる人になろう!
「雲雀丘の生徒は、誰にでも席を譲る。気持ちの良い子達やね!」そう、言われるようにしていこう。
  
実際に「大きな荷物を持っての移動に困っていたところ、雲雀丘の生徒さん達に助けていただいた」というような嬉しい報告も入ってきます。ひとりひとりが、今日から実践できるようにしよう。

2012年02月20日

校舎を磨く、心を磨く

早いもので2月も下旬となりました。

生徒指導部では毎日中央棟・中学棟・高校棟・体育館と、校内巡回をしています。
「部屋の状態はその人の心の状態を表す」と言われますが、毎日校内を巡回していると、みなさんの心の状態が伝わってくることが多々あります。

気を引き締めて勉強に向かっているな、行事に向かって集中してがんばっているな、という時は掃除も行き届いていますし、教壇・床・コートロッカー、等々も綺麗に整っています。心に余裕がないな、少し気持ちが緩んできているな、という時には汚れがあったり、雑然とした雰囲気になります。
たかが掃除、されど掃除。みなさんの心の状態が如実に現れてきます。
たかが・・ではありませんね。
進級・入学してからもうすぐ1年が経とうとしています。いい意味でも悪い意味でも、慣れがでてきてはいないでしょうか。「凡事徹底」あたりまえのことを、あたりまえに、継続して行うことの大切さを今一度実践しましょう。

清掃後には、ポイントとなる場所が綺麗になっているか、確認しましょう。
●教壇
●黒板周り
●床
●コートロッカー
●机の中

乱れたり、汚れたりしていませんか?
乱れると目立つ場所ですが、掃除中には意外と見逃しやすいところです。こうしたところに、授業への集中の度合いが正直に現れます。

心も校舎もピカピカに!気持ちの良い環境の学園で、良く学び、よく遊び、仲間と共に成長していきましょう。

2012年02月18日

集団で過ごすということ  マナーについて

寒い毎日が続いています。今日は雪もうっすら積もりましたが、雲雀丘の生徒諸君は元気一杯!この調子で、風邪にも寒さにも負けず学校生活を送ってくれることを願っています。

今回は、「マナー」について少しお話したいと思います。

そもそもマナーとはなんだと思いますか?
その答えは、前回の生徒指導部長のお話の中に隠されています。

前回は、生徒指導部長より「集団で学ぶ」事の意味についてお話しました。覚えていますか?
なぜ「集団で」学ぶのか・・・
それは、「集団の中でこそ学べること」があるからです。
相手の立場や考えを察知し、考える力を養うことは一人では養えません。
様々な人が集まって協力してはじめて、社会が成り立っている・・そのことを覚えていてほしい。
というお話でしたね。

マナーは言うなれば、「社会全体で形作る常識」だと思います。まさに、今みなさんが「集団で学ぶ」ことによって、身に着けていくものの一つといえます。
例えば、「人にあったら挨拶をする」などもマナーの一つ。これについてはできている人が多いですね。
では、「公共の場でのマナー」についてはどうですか?できている!と胸を張って言える人はどれくらいいるでしょう。胸に手をあてて考えてみてください。

例えば・・・登下校時に公共の乗り物を利用している人も多いと思います。
電車、バス等々公共の交通機関を利用中には、学校よりもたくさんの人と関わることとなります。
そんな中で、みなさんが「マナー」を守るためにはどうすればよいでしょう。
まずは公共の場での社会の雰囲気・常識を考え、知りましょう。

●大きな声でさわがない ●席を荷物などで占領しない ●お年寄りや困っている人に席を譲る

全て当たり前のことですね。できていない人がいたらとても恥ずかしいことです。


集団の中で気持ち良くすごすためには、みんながある常識を持って、お互いを尊重することが必要です。
みなさんが暮らす社会は、たくさんの人がお互いに協力して成り立っています。特にまだ学生であるみなさんは、見守って支えてくださるご家族や地域のみなさん等々、たくさんの人たちの手で守られています。電車内でも、それ以外の場所でも、マナーを守って自分も周りの人も気持ちよく過ごせるように心掛けましょう。生徒同士で注意し合えるようになればもっと素晴らしいですね。

そして、社会で将来生き生きと役立っていくために雲雀丘の生徒の皆さんにはもう一歩!先を目指し「誰にでも席をゆずれる生徒」になってほしいと思います!
声をかけるのは勇気がいります。時にはうまくいかないかもしれません。でも、知らないふりをして過ごすのではなく、みなさんには「周囲の状況を把握し、自分の行動を決定していく」人であってほしいと思います。

昔、ある先生からこんな話を聞きました。印象に残ったのでみなさんにも紹介します。声をかけにくい・・と思っている人にも良い方法だと思います。ぜひ実践してみてください。

☆「席を譲りにくい」という人がいる。「年寄り扱いするな」といわれないか、「ケガをしたりしていても見た目ではわからないではないか」「声をかけること自体が恥ずかしい」・・などなど、色々な言い分があるようだ。私はこのようにしている・・「初めから席に座らない」
昼間の電車のように、よほどガラガラで席があふれている時には座ることもあるし、自分が大変疲れているときや、病気をしているときなどは無理はしないが、初めから座らなければ自分の分の席は必ず誰かに譲ることが出来る。

2012年02月15日

集団で学ぶということ

本日は、学園講堂にて中学朝礼を行いました。
生徒達の校舎からは、少し離れている場所に講堂があるのですが、
集合状況は非常に良かったです。
時間をきっちり守るという習慣がついています。

まず、教頭先生のお話がありました。
「皆さんは 河豚(ふぐ)は好きですか?」という質問があり、元気に手をあげる生徒がたくさんいました。とてもユニークな発問で、これから何を話されるのだろうと生徒達は興味深々の様子でした。

河豚には毒があるということを今では誰もが知っている。
しかし、もともとはそうでなかったはずだ。
それは長い長い歴史のなかで学ばれてきたことがきちんと継承されてきたことによる結果である。

学問もそういうものであるのではないだろうか。
継承されてきたことをしっかり学び、次へ継承していく。
そして、未知なる分野については、命がけに近いぐらいの試み、検証を行っていく。
生徒諸君も大いに学んでいこう。


次に、生徒指導部長からのお話
先ほどの教頭先生の「学び」についてもう一つ付け加えたいことがある。

学ぶことは、一人でもできる。ではなぜ、学校で集団で学ぶのだろうか。
そこには、一人で学んでいては身につかない重要なことがある。

それは、他人とくらべての自分を考えることができ、
相手の立場や考えを予想する力を養うことができるということである。
人はひとりでは生きていけない。
様々な人が集まって協力してはじめて、社会が成り立っているのである。
そのことを覚えていてほしい。
そして、周囲の状況を把握し、自分の行動を決定していくようにしてほしい。

2012年02月09日

校舎も心もぴかぴかに

久しぶりの全校朝礼を行いました。(中学のみ)
校長先生からは、「奇跡のりんご」ということで環境についてのお話がありました。
環境について考えられる人は、人についても思いやりを持って接することができる・・
本当にその通りですね。
本学園は、環境教育に力を入れていますが、それは、本校の目指す人間力へつながることと信じています。

そして、生徒指導部長からのお話です。

日本全国でインフルエンザが流行していますが、まだ、本校では流行はみられません。
皆さんの日頃の予防習慣が効いているのでしょうか。
また、普段から、校内の美化が保たれていることも関係しているかもしれません。
気持ちの良い挨拶(気持ちも引き締まります)、規則正しい生活(遅刻をしない)、十分な栄養・睡眠、換気、整理整頓された教室・・
を心掛けていきましょう。

最後に・・・『自分がされて嫌なこと・他人の嫌がること』はしない!
ひとりひとりが、校舎も心もぴかぴかに磨いていきましょう。
そして、気持ちの良い環境の学園で、良く学び、よく遊び、仲間と共に成長していきましょう。