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2009年12月20日

本日終了

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18日から3日間行っていた冬期勉強会が終了した。本来は,冬期の勉強合宿として行う予定だったが,参加者が少ないため,校内での実施に切り替えて行ったものだ。
宿泊はないが,いつも通り朝8時半から開始し,初日18日は夜7時まで,昨日土曜日は5時まで,各自,自身の課題に集中して取り組んだ。
 また,英語,数学,現代社会の授業は少人数であることを活かして個別に指導し,その分,普段よりかなり密度の濃い授業になったと思う。そして今日は,日曜日にもかかわらず普段通り登校して勉強会を終えた。
 最後,終わるにあたり,それぞれに感想を言ってもらったが,「一人ではたぶんここまでやれなかった。みんながやってるのを見て自分もやらないといけないと思い,頑張れた。」「これからはもっと勉強しないといけないと思った」「この三日で終わるのではなく,これから先も続けようと思う」等,前向きにとらえた,意欲ある反応がたくさん聞かれた。


 冬季休業は短い。それに,年末年始は何かと気忙しく,集中して勉強できる日が少ない。しかし,統計によれば,高2の半数はそんな忙しい中でもこの冬から受験勉強を始めている。冬の準備が4月からの好スタートにつながるからだ。ぜひこの冬,勉強会に参加した者が言うとおり,勉強に専念して欲しい。

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2009年12月17日

明日から、自宅学習日です。

明日からは、保護者懇談会です。生徒の皆さんは、この間冬期講習に参加したり、中間考査の振り返り学習や次回の進研模試(1/20,21)の計画学習をすること、または部活など高2らしい生活を送って下さい。次の登校は、12月22日(火) 授業納めの日です。  
保護者の皆様には、もうすでにお済みになった方もおられますが、この期間非常に寒いですので、暖かくしてご来校下さい。
[配布物--- 各コース類型・科目選択調査(最終回)、第1回進路調査]

2009年12月15日

来年の今頃は・・・

昨日からの2日間、高校3年生は、プレセンターテストを実施していました。実際の時間帯で受験するということで、昨日などは6時30分まで受けていたようです。来年だな~と感じながら、終了後の開放感あふれる高3の生徒たちの声を聞いていました。さあ一年後のために、受験への意識を高めていきましょう。
[配布物・・・保護者向けアンケート集計報告]

2009年12月14日

今週は、寒い週になりそうです。

先週に比べ、朝は特に寒くなり起きにくくなりましたが、授業もあと3日ですので頑張って乗り切りましょう。今回の中間考査の成績表も、水曜日のLHRに渡したいと予定しています。さらに寒くなるかもしれませんね・・・。
[配布物-----国語科からの連絡]

2009年12月12日

あと1週間

 いよいよ来週で今年の授業は終わります。金曜日(18日)からは個人懇談が始まります(都合により、すでに始まっているクラスもありますが…)ので、実質、木曜日までが授業です。その後、冬休みに入りますが、宿題などがたくさん出るものと思われますので、上手に時間を使って、早めに宿題を済ませましょう。あとは自分が自由に使える時間ですので、一生懸命に受験に向けての勉強をし、遊ぶときも「一生懸命」に遊びましょう。もちろん、遊びすぎは禁物ですので、その辺はしっかりと時間配分を考えてくださいね。
 受験はまだまだ先のことだと思っている人もいるとは思いますが、のんびりしている時間はもうあまりありません。この冬休みをどのように過ごすかで、大きく差がつきますので、今から有意義な冬休みの過ごし方を考えよう!

2009年12月10日

冬の日差しの中で

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2009_12_10.jpg 気象庁の向こう1ヶ月の予報では,気温がかなり高くなるらしい。そのせいもあるが,子供たちは「暑い!」と,特に南側窓の傍に座っている子たちが顔を真っ赤にして訴えてくる。天気の良い日が多く,日差しが直接教室中までさすからだ。もちろん,カーテンはあるが薄いため,十分に熱線を遮ることができないのだ。
 確かに,温室のような仮校舎では黒板の前でしゃべってると汗をかく。上着を一枚脱いでも暑く,腕まくりしてもちっとも寒くない。授業に熱中し出すとそれでも汗をかく。だからといって冷房はできない。
 「送風」ぐらいにして風を送るのだが,今度は北側の子たちが寒いと言ってくる。風が当たるためらしい。ならば,窓を開けて風通しを良くしたら?というのだが,北側に座っている子たちが寒いから閉めて欲しいという。まして膝掛けをしている子がいるくらいだから,足下はしっかり冷えているようだ。
 そういえば,旧校舎でも同じ状況だったことを思い出した。あのときは,厚手のカーテンだったため,カーテンを閉めて日光を遮っていたっけ。そのため,せっかくお日様の光で暖かいのに,部屋全体が冷たくなり,暖房のスイッチを入れて暖めていたなぁ。
 それに比べれば,今は暖房を切って窓の開け閉めで調節している。ちょっと我慢しさえすれば,電気代が節約でき,環境保護のためにもいいことができる。”温室育ち”も悪くないもんだ。

2009年12月09日

どうでしたか?

 本日、進研模試の結果を皆さんに渡しましたが、結果はどうでしたか。偏差値が上がった人、下がった人などいろいろだったと思いますが、それよりも大切なのは、どこをどのように間違えたのかということをもう一度分析して、自分の苦手な分野を克服することです。
 今回、よかった人はさらに上を目指し、悪かった人は次回こそもっとよい結果が出せるように努力しましょう。

配布物: 進研模試の結果(是非、ご家庭でもご覧になってください!)

2009年12月05日

意欲と動機

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2009_12_05.jpg 今日で中間テストが終わった。今日一日ぐらい,明日のためにのんびりしたいだろう。今日は「切り替え」時。悩むことはさっぱり忘れて,明日から返却されるテストの結果を見てまたがんばって欲しい。
 ところで,よく言われることだが,「テストの点が悪いからなかなかやる気が起こらない」と。これは本当だろうか? 逆に,易しいテストで高得点をとったとき,本当に満足して進んで勉強をし続けるだろうか?

 意欲-「やる気」とも-が継続するためには,その行動を持続させる「動機づけ」が必要だ。「動機づけ」には「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」があり,持続させるのは「内発的動機づけ」のほうである。

 確かに,良い結果は意欲を一時的に向上させる。テストでいい点を取ることが目標になって行動(勉強)したから,いい点はそれがそのまま褒美になっているからである。テストでいい点を取る-いわゆる「外発的動機づけ」である。だが,目的が達成されればモチベーションは下がり,しかも,少しの努力で成果があったとき,それは次の行動の動機づけとしても移行しない。「こんなんでいいのか・・・・」と,見切って終わるからである。

 意欲ある子供の多くはテストで点を取ることが目的になっていない。「わからないことが悔しい」からであり,「将来の自分自身のため」なのである。いわゆる「内発的な動機」に基づく。テストの難易には関係なく,むしろ,難しいテストであればあるほど何とかしようと努力を継続させる。

 受験勉強は合格することが目的ではない。これでは「テストでいい点を取る」ことを目標としているのと同じである。そこを勘違いしている人ほど,勉強を始める時期が遅くなる。また,続かない。
 受験勉強は自分という人間の像を確立するためである。合格はあくまでもその一過程に過ぎない(重要であることは間違いない)。受験勉強しながら「自分自身と向き合う」感じがしたのは私だけだろうか。

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【配布物】
1.新型インフルエンザにより休校となったときの補充について
2.冬期勉強合宿の参加申し込みについて
3.漢字検定の結果返却

2009年12月04日

カガクする分野

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先日の事業仕分けで科学技術予算が廃止,縮減対象となったことに大学学長および科学者からの反発が相次いだ。初の「理系内閣」であり,鳩山首相の所信表明演説で科学重視の姿勢を明確に打ち出しただけに,大きく期待を裏切られた格好となった。

初の「理系内閣」――鳩山内閣には首相を含めて4人の理系がいる。鳩山首相は東京大学工学部を卒業し米スタンフォード大工学部で博士課程を修了した工学博士である。平野内閣官房長官は中央大学理工学部,川端文部科学大臣は京大工学部,菅直人国家戦略担当相も東京工業大学理学部応用物理学科卒だ。以前の内閣にも理系出身者がいたが,今回のような重要ポストに理系を配した内閣はなかった。確かに,「初の」本格的な理系内閣だ。

2009_11_29_1.jpg2009_11_29_2.jpg 海外に目を転じてみると,ドイツ・メルケル首相はカールマルクス・ライプツィヒ大学(現ライプツィヒ大学)で物理学を専攻した理系人だ。1977年,環境相として地球温暖化防止京都会議にも出席した。イギリス・マーガレット・サッチャー元首相は,オックスフォード大で化学を学び,後に弁護士の資格を取って政治の政界に入った。
 中国・胡錦濤国家主席は精華大水利行程学部卒の技術者,温家宝首相は北京地質学院地質鉱産物第1学科地質測量及び探鉱コース卒のエンジニアだ。さらに,共産党政治局常務委員9名のうち,8名が理系である(もっとも,中国の場合,文化大革命によって文系エリートが追放されたため,残ったテクノクラートが抜擢されたからだという指摘もあるが)。

 理系は政治に向かない,無縁であるとの思い込みは,広く世界で見れば全く通用しない。むしろ,これまでの文系内閣では解決できなかった多くの問題には理系の合理性と論理が有効ではないかと期待される。この国の,科学する分野がまた広がった。