先日(10/16)、本校での環境フォーラムの日に先立って、地産地消を掲げた「My Eco弁当を作ろう!」という企画がありました。今日は、そのレポートの一部をご紹介したいと思います。
家庭科の先生にご協力頂いて、本当なら目にすることのないシロモノを読ませてもらったのですが、
「!!!」。わたくし少々見くびっていました。高2の諸君が、これほどまじめに取り組んでいたとは!
男の子も女の子も、ちゃんと「お弁当づくり」をやっていたんですね。レポートを読んでいると、それぞれのご家庭での様子が目に浮かんで、微笑ましいことこの上ない、なんともほんわかと幸せな気分になりました。いつも親子でお弁当づくりをやっていらっしゃるご家庭もあれば、危なっかしい手つきで包丁を握り、またそれを保護者の方が、こわごわと見ていらっしゃるような、そんなご家庭もありました。
ほんの一部を抜粋させて頂きますね。
生徒の感想
・前に授業でカロリー計算をしたとき、ホウレン草の胡麻和えがとても成分的にいいことを知り、作りました。朝早くに起きて、目をこすりながらお弁当を作ったのは初めてでした。エコや栄養バランスを考えながら作ることは結構難しいことで、毎朝お弁当を作ってくれている母にとても感謝しました。
・栄養バランスを考えたり、旬の野菜を考えたりといろいろ頭を使いました。でも、楽しかったです。
・弁当というのはあまり作らなかったけど、旬のものを入れたりすることで季節感を漂わせたりできるので、弁当をつくるのもなかなかいいものだと思った。
・意外と時間がかかったし、とまどう場面が何度もあった。作るのは楽しかったけど、後片付けもやらないとダメで、次は調理しながら片づけもしたい。
保護者の感想
・食材の産地をくわしく見たり、作る工程をあらためて確認することができました。やはり和食はすばら しいということを再確認しました。
・慣れない手つきでなんとかしようと頑張っていました。できれば普段からもっと関心を持ってくれれば と思っていましたが、今回は良い機会になったと思います。作ってもらった父親は、とても嬉しそうでした。
・旬のもの、なるべく国産、しかもより近くのものを選んで献立を考えたところは良かったと思います。
・自家製の野菜や田舎から送られた無農薬の野菜をもとに、よく考えられたメニューだったと思います。栄養面や彩りのバランスもなかなかよくて、きれいなお弁当でした。
「親子の交流」や「作る喜びの発見」など、今回の企画はさまざまな効用を生み出したような気がします。「衣食住」、さまざまな場面に、当たり前過ぎて見えなくなっていることはたくさんあります。自分の足元を見つめ直し、身近にいる人々が自分を支えてくれている事実に感謝することを忘れないでいたいですね。
【配布物・連絡】
漢検プリント配布。
明日のHRは進路学習です。