食について考えてみませんか②
12日(金)に環境講座「本当の食の安全とは」が開かれました。残念ながら授業と重なってしまい、聴くことはできませんでしたが、食生活を考える上で有意義なお話しだったようです。詳しい内容は校長通信に上がるようですので、そちらをご覧下さい。
さて、もうすぐ冬休みです。お子さまたちがご家庭で過ごす時間が長くなるこの時期は「日本の伝統的な食文化」を継承できる機会でもあります。日頃はグローバリゼーションの影響で西洋化している食事ですが、特にお正月はハレの日を祝う食文化を伝承していくことが、お子さま自身のアイデンティティを確立していくためにも重要なのではないでしょうか。以前、高校生に各家庭でつくられる「お雑煮」をレポートしてもらってまとめたことがありますが、お餅の形や焼く・焼かない,味噌仕立てなのかお清汁なのか,味噌の種類は何かと、ずいぶん各家庭ごとにバリエーションが多かったことを覚えています。私事になりますが、我が家では妻は焼き餅の入ったお清汁,私は焼かない丸餅に白味噌仕立てと、お雑煮に対する認識がまったく異なることに驚いた経験もあります。お節やお雑煮をお子さまと一緒につくっていただけるとそんな話もしていただけるのではないでしょうか。A.M.
参考 奥村彪生先生の雑煮文化圏地図