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部活動

囲碁将棋部・明石清水高将棋大会

2018/12/25

囲碁将棋

12月23日、平成最後の天皇誕生日に第9回明石清水高将棋大会が開催されました。この大会は中高大人関係なく行われる大会で、今回、雲雀丘学園は初参加となりました。本校からは中学生3名、高校生1名が参加しました。

地元の明石からも多くの方が参加しており、部員たちは初めて会う相手、戦い方と接して、良い勉強となったようです。今大会で目立ったのは居飛車党の多さ。対局のあちらこちらで居飛車を基本とした矢倉や左美濃、雁木といった囲いが目立ちました。

高校生はトーナメント制でしたが、中学生はフリー対局で自ら相手を見つけて指し、勝ち数・勝率の順で順位を決めます。今回が大会初参加の中1のY君は一日で9局も指し、5勝4敗と活躍しました。なかなか1日に9局指す人はいません。しかも高校生や大人を相手に5勝を挙げるというのは、本当にすごいことです。その活躍もあり、午後の高校生以上向けトーナメントにフリーリーグ枠(3名)の一人として選出されました。

そこで奇跡が起こります。Y君は勝ち進み、なんとトーナメントで同じく勝ち進んだ本校高1部員とY君がぶつかる「ひばり対決」が実現しました。普段の練習とは違う大会での真剣勝負、対局は中盤までまったくの互角でしたが、一手のミスから57手をもって高1生が勝ちました。(高1生はさらに勝ち進み表彰を受けています)

今大会では全4名とも勝ち越しで、勝率は7割程度になります。今回感じたのはやはり部員の強さです。普段から研究し練習している者は、当たり前ですが強いです。活動の際、詰め将棋や一手問題を解き、パソコン解析を行っている努力は、結びついているなと感じました。

では今年最後も次の一手問題を出題します。

居飛車vs振り飛車でよく見られる形です。

私は2四歩と打ち、その後同歩、同馬、2三歩、同馬、同金、同飛成と崩して竜を作ると考えましたが、これでは馬を相手に渡してしまうことになります。もっと良い攻めがあるようです。



(正解)

4三歩成です。同金と取れば3三飛成と竜を作れます。おそらく同銀ですが、それには再び4四歩→5二銀左からの5三歩打ちが痛い手です。同銀に4三歩成、同金に2三飛成と馬を渡さず竜を作ることができます。

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