部活動
茶道部 初釜2019
2019/01/12
茶道
太陽暦のお正月が過ぎ、日本列島は始動を始めています。さて初釜とは、「新しい年」に初めて御釜を炉にかけて行う茶事のことなのですが、これを本来いつに設定すべきなのかということをちゃんと考え出すと、実はちょっと悩んでしまうのです。というのも明治時代までは(そして明治以降も)、西洋渡りの太陽暦ではなく、生活や生業により即した、月の満ち欠けを基準とした太陰暦にそって生活していた例がたくさんあるからです。
とはいえ今日は初釜です。部活動は水曜日に始まっていて、いわゆる新年の挨拶はその時にしましたが、でも。
こうやって告天舎で、こうやって表千家が初釜で必ず使う薯蕷饅頭(干支の印も)をいただいて(意外と見た目より食べにくいんですよ、実は:)、
大切なお道具を「ぜひご覧くださいね」と披露して、「素敵!わくわく!ありがとうございました」と返して
道具を巡るやりとりがあって、一区切り。
そして今日は、新しく使った器に興味津々の中学生たちや
後輩のお点前をあたたかく、そしてちょっと心配そうに?見守る高校生たちの姿に
新たな年の始まりと、茶道部の新たなchapterの始まりを予感した次第でした。もちろん部員たちの点ててくれたお茶は美味なりき。ありがとう。