部活動
囲碁将棋部 第3回関西将棋会館訪問
2019/03/28
昨日、3月27日に本年度3回目の関西将棋会館訪問を行いました。
この取り組みは数年前には年1回で行われていたものですが、生徒の要望によって本年度から復活したものです。内容は初めて出会う方との練習対局なのですが、もともとは年1回の訪問だったのに、今年度3回もこの入り口を通ることになるとは思ってもみませんでした。それだけ部員たちの熱意が強いというわけです。
さて、本年度も終わりに近づいています。私は今年から初めて将棋部を顧問したわけですが、一年を振り返り「本当に熱心な気持ちを持った部員たちに恵まれたな」と思っています。
今年度から将棋会館訪問や雲雀主催交流戦などイベントを復活させたり、新規に参加する大会も二つ増やしたりしました。しかし、それらは私または部員の提案に部員たちが常に「やってみたい」と答えたからこそ実現しました。部員の皆さん、常に向上心を持ち今以上の探求心でまた一年を過ごしましょう。
そして、もしこれを読んでいる新規入部希望の方がいれば、一つだけ伝えます。私が部員に守ってほしいことは一つです。「挨拶・礼儀」はしっかりしてくださいと伝えています。将棋は一生懸命考え時間をかけ戦う分、感情的にもなりやすいものです。しかしながら将棋には細かな礼儀作法が多くあります。皆さんは森内俊之九段をご存じでしょうか。竜王や棋王など多くのタイトルを保持した有名な棋士です。彼は以前とあるタイトル戦で谷川浩司九段と対局した際、残り時間が少ない中で不成をして勝利しました。とられるので意味がないなどの理由で、ならずに指すことです。これはルール違反ではありませんが、あまり良いことには思われていません。森内氏の「時間を短縮するためだった」という主張も間違いではありません。当時は賛否が分かれました。しかし、プロではない部活動では、こうしたことでも相手に不快な思いをさせないために知っておかなければなりません。強さだけを求めるのでなく、将棋人としての行動や発言ができる部員を育てたいと思っています。