7月15日(月)に甲南大学平生記念セミナーハウスにて第32回高等学校竜王戦大会兵庫県予選が行われ、部員6名が参加しました。この大会は連盟登録校以外の高校生も参加できるため、春の大会よりも参加人数が多くなります。次の写真は開会式です。

参加部員の内訳はＡ級３名、Ｂ級２名、女子部門１名でした。しかしレベルの高い竜王戦、本校男子勢は健闘するものの、決勝トーナメントに進むことはできませんでした。しかし、他校の生徒さんたちと指すことでとても良い経験になったのではないかと思います。結果にかかわらず大会は部員たちを大きく成長させることがよくあります。次回は11月ですが、それまでまた研究を重ね、精進していきましょう。

さて女子部門ですが、高１生１名が参加しました。本部員は既に４月の時点で全国大会出場を決めておりました。この竜王戦で優秀な成績をおさめれば近畿総文大会への出場権を得ます。前日まで調子が悪かったと言っていた彼女ですが、今大会では負けなし６連勝であっさり近畿総文出場を決めました。本当にすごいことです。決勝は４月の高校将棋選手権大会と同じ顔合わせ、県立加古川南高校の3年生との対局。再び敗れ雪辱を果たすことはできませんでしたが、準優勝を果たしました。

十分な実力を持つ彼女ですが、7月末の佐賀県での全国大会、11月の京都府での近畿総文祭を通してどこまで成長していくのか、今後が楽しみです。

今大会では雁木囲いが目立ちました。流行なのでしょうか。そのかわり矢倉囲いはあまり見なくなってしまいました。増田康宏六段の言葉を借りるならば「矢倉は終わった」のでしょうか。本校の部員には振り飛車党が多いですが、是非、居飛車将棋の研究もしていきましょう。

最後に久しぶりに詰め将棋を出題します。５手詰です。

【正解】

１四香→１三角→２一銀打→同金→同龍（本局まで）