学校ブログ

部活動

囲碁将棋部 将棋 近畿総文個人戦3位

2019/11/18

囲碁将棋

2019年11月16、17日に京都伏見にて近畿総合文化祭将棋部門の大会がありました。この大会は近畿地方を中心とした9つの府県の代表が各部門に分かれて戦うもので、将棋において本校は7月に行われた高校竜王戦の結果から女子部員1名が兵庫県1位代表として推薦されていたため、参加しました。

会場は京都パルスプラザです。

1回戦は総当たり戦。上位8名が翌日の決勝トーナメントに進みます。ボーダーラインは3勝以上といったところでしょうか。

しかし、近畿の各府県から選ばれた猛者の中にはプロ候補の選手もいるなど、非常に厳しい戦いが予想されました。

1回戦の相手は福井県立武生高校の1年生、大事な初戦を取って白星スタート。2回戦は大阪府立天王寺高校の2年生。この相手がかなりの強者で、去年の同大会ではA級ながら優勝を果たした選手です。中盤までは互角の勝負が続きますが、敵陣に入った竜が躍動し、見事勝利。3回戦は滋賀県綾羽高校1年生。この大会で最終的に準優勝を果たす選手です。本校部員は三間飛車、相手は居飛車の対抗形の将棋となりました。白熱した対局は惜しくも敗戦。しかし、この黒星を引きずる本校部員ではありません。続く4回戦の徳島県立富岡西高校2年生を79手で下し、上位8名入りで決勝トーナメント出場を決めました。

二日目の決勝トーナメントを振り返ります。ここまでくると残っている子は本当に将棋が強いなと盤面を見て感心させられます。1戦目は滋賀県草津高校3年生。前日よりも張り詰めた空気の中、見事に勝利しベスト4を確定させました。準決勝は今大会唯一負けた相手、滋賀県綾羽高校の選手でした。前日と変えて四間飛車で挑みますが、125手の激戦の末敗れました。3位決定戦は行わないため、この対局が最後となりました。

今回の大会では見事3位となりましたが、これは近畿地方で総合3位ということです。大躍進です。本当によくやってくれたと思います。県大会より大きな大会で雲雀丘学園の名が表彰されるのは久しぶりなことかと思います。二回とも同じ相手に敗れてしまった本部員、リベンジは来年2月に福島県で行われる全国大会に持ち越しです。大きな目標が一つできました。

とはいえ、対局後は本部員も楽しそうに対戦相手と会話したり、他選手とも非常に仲良くしていました。大会に招かれた安用寺孝功六段が閉会の挨拶で話された言葉が印象的でした。

「私は将棋を通じて多くの人とつながりました。こうした大会でも勝敗だけでなく、たくさんの人とつながることができます。そうしたものを大切にしてください。」

部員は将棋以上に収穫のあった大会になったことと思います。

決勝戦では安用寺孝功六段と藤井奈々女流1級による大盤解説が行われていました。あと1勝していればお二人に解説されていたと思うと、鳥肌が立ちます。


さて、話は変わりますが今大会では男子団体戦で兵庫県甲南高校が準優勝を果たしていました。甲南高校は今年の夏に佐賀県で行われた全国大会で優勝を果たしており、それによって兵庫県は来年の全国大会出場枠が2枠になります。甲南高校顧問の先生や生徒さんとは本校もいつも仲良くさせていただいています。遅くなりましたが、この場を借りてお祝いしたいと思います。本当におめでとうございました。


次の大会は11月23日の団体戦です。打倒甲南高校を目指して戦ってきます。

pagetop