部活動
囲碁将棋部 将棋 明石清水高大会
2019/12/23
12月22日(日)明石清水高校で将棋大会があり、本校より8名が参加しました。
この大会に本校は去年もエントリーしており、二年連続の参加となります。
特徴は、中高別々にクラス分けをせず、混同で指すことができる点です。中学生にとっては数少ない大会で、今回は本校参加者の6名が中学生です。個人大会のため、一般の方もおられます。
明石清水高校はのどかな風景が広がっているとても良いところです。ただ、本校からは遠く、部員たちには朝7時半に集合してもらいました。現在所属している部員たちは私が顧問に就いてから一度も遅刻をしたことがありません。むしろ、30分前から到着している生徒もおり、本当に素晴らしい部員たちだと感心しています。中1生もしっかりと集合してくれました。
明石清水高校将棋大会は今年で10年目を迎えました。来年も参加者がいれば、年内最後の締めくくりの大会として今後ともお世話になりたいと思います。
さて、肝心の将棋を覗いてみると、今回の大会では圧倒的に振り飛車が目立ちました。四間や三間を中心に、相振りなども多く、見所の多い大会であったように思います。本校部員たちも各ブロックで勝ち、多くの部員が決勝トーナメントに進んでくれました。
今回の大会では中学生部員の参加が多く、それぞれが将棋を楽しんでくれたことと思います。そして、先輩後輩同士の仲が良く、将棋以外に一緒に大会に参加するという点でも楽しんでくれたように思います。
今日は中学生の皆さんに、考えてもらいたい局面を紹介します。級位者と段位者の違いがあらわされる場面だと思います。A級部門参加の高1生先輩の棋譜から引用します。後手が高1部員です。今、8五歩と指した手に対し、先手が9七角と引いた局面です。後手の高1部員の次の手は何でしょうか。
よく見られるのは9五香とつく手、すぐに指したいのではないでしょうか。しかし、部員はまず7六歩と打ちます。これには8八銀と下がるしかありません。こうなると角の逃げ場がなくなり、角を捕獲することができます。いきなり香を上げるのは定跡かもしれませんが、時間がかかります。強くなるためには、たくさん自身の将棋を見てもらい、教えてもらうことが必要です。これからも部内でたくさん指して、何かを吸収していってください。
部員の皆さん、大会お疲れ様でした。