部活動
茶道部 おつかれさま&ありがとう
2020/07/04
茶道
7月最初の土曜日は、期末考査前の最後の部活動日。そして高3の部員たちにとっては高校生活最後のブカツの日となりました。いつもは文化祭の雲雀庵で披露する高校時代最後のお点前を、今年はこの告天舎で心を込めて行います。今は、自分で点てて自分でいただく「自服」の形をとっていますが、みんな様々な思いを込めて一服のお茶を点てたのではないでしょうか。
ちょうど七夕前の土曜日ということもあって、今日の主菓子(おもがし)は、いかにも涼し気な「七夕」。そして高1のUさんが持ってきてくれていた中期留学先のカナダのお土産を干菓子(ひがし)としていただきました。
器やお盆に盛り付けたいところですが、今は我慢。それでも「お先に」「いただきます」の気持ちと挨拶は健在です。
そして毎年この時期がきたら床の間から密やかに茶席を見守っているお花も(今日は紫陽花と矢筈ススキです)、利休さんの心意気にまで遡る器も、やっぱり健在。
この半年間、世界のあちらこちらで様々なことを様々な人が「改めて考える・見直す」という作業を試みています。
茶道も然り。
明日が来るのが当たり前ではなかった(のかもしれない)時代に形が作られていった茶道。
もともとは薬として日本に入ってきたと言われているお茶。
独身女性の「嫁入り前」の「タシナミ」と言われていた頃を経て。