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囲碁将棋部 将棋 第44回兵庫県高校総文祭将棋個人戦結果

2020/11/02

囲碁将棋

10月31日(土)に尼崎中小企業センターで兵庫県総文祭の将棋個人戦が開催され、本校から高2生3名と高1生3名が参加しました。この大会は来年1月に兵庫県で行われる全国大会の予選を兼ねています。全国大会が数十年ぶりに地元兵庫での開催となったため、運営の予行練習としていつもの尼崎稲園高校ではなく、本会場となる尼崎中小企業センターが今回の大会場所となりました。

今回の大会では高2の女子部員1名が準優勝を果たし、全国大会への切符を手に入れました。本生徒は去年2月に福島県で行われた全国大会に参加し、その時は3勝2敗でした。あと1勝すれば決勝トーナメント進出だった彼女にとって、全国出場は通過点でしかありません。是非去年のリベンジを果たして、決勝トーナメントに進んでほしいと思います。

高1生は二回目の大会参加となり、だいぶ慣れてきた様子が伺えました。しかし、高校から入部した男子生徒1名には、まさかの展開が待ち受けていました。前回大会で力が通用することを知った本部員は第1戦、第2戦と自信満々かつ冷静に指しこなし、危なげなく2連勝しました。しかし、迎えた白陵高校2年生との3戦目、序盤からお互いに譲らず拮抗した展開となった本対局は77手目、相手の1七銀に対して本部員の1六飛(26)、これは自身の歩を相手コマと間違えて取ってしまう反則負け。まさかの展開に棋譜を記録していた私も一瞬固まってしまいました。4戦戦い全勝が決勝トーナメントの条件であったため、この瞬間に敗退が決まりました。予期せぬことが起こる、最後の1手でとんでもない逆転が起こる、それが将棋です。しかし、本部員の棋力は間違いなく決勝に行ける力があります。来年4月に行われる大会に期待します。


一方で、中学1年生の時から在籍する高1生は大きなミスをすることなく、安定した指しこなしで4連勝を決め、自身初の決勝トーナメントに進みました。1ブロック16人がいる中で4戦戦い、4連勝の1名だけが決勝に進めるという熾烈な戦いの中で、見事に勝ち抜いたのです。私はこの部員をずっと見ておりますが、本当に成長したなぁと感動します。彼の将棋は常に一生懸命なのです。その姿勢がやっと実を結んだのたと思います。決勝では敗れてしまい、4位になりましたが、しっかりと表彰していただきました。

さて、段位者ばかりの高2生は引退が近づいています。普段から一生懸命部活に取り組んでいる姿を見ています。残り1年を切りましたが、最後まで悔いのないように将棋に向き合ってほしいと思います。私もたくさんを企画を立て、充実した将棋生活を送れるようにサポートしていきたいと思います。


次は11月23日に淳心学院にて団体戦に参加します。去年、雲雀丘学園が強豪灘高校を破り、3位入賞を果たした大会です。部員たちの活躍を楽しみにしています。

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