３学期は本来、関西将棋会館を訪問したり、森信雄七段に来校いただいたり、練習試合を行ったりとイベントが多いのですが、今年はすべて中止となりました。

そこで、部員からの提案でリーグ戦を開始することになりました。将棋部員は全員で18名です。棋力に合わせてＡ～Ｃの３リーグ（６人１リーグ）を組みました。先週６日は第１局、２局を行いました。

リーグは開幕戦から白熱しました。中学生が上級生を破ったり、ある対局では200手２時間超えの対局も見られました。衝撃を受けたのは中学３年生のＹ君です。三段の実力を持つ高２生相手に互角の戦い。中学生で時計慣れしていないにもかかわらず、30秒読みの中で鋭い一手を指していきます。結局敗れはしましたが、これほどまでに強くなっているのかと衝撃を受けました。Ｙ君とはちょうど１年くらい前に対局しました。棒銀を三間飛車で防いだことを今でも覚えています。彼は１年間必ず家で毎日３局以上指しているそうです。お正月を含めて冬休みは毎日６局指したそうです。おととし、将棋会館に行ったとき、一人休憩せず９局指していました。とても努力家なのです。今回の対局でも棒銀でした。しかし、とても強かったです。おそらくもう私は勝てません。思えば中３にも中２にも、飛躍的に伸びた子がいます。努力できる生徒が多く、教え合う仲間がいる。そう思うと、良い環境なのだと思います。

６人中上位２名、下位２名が昇格および降格します。次回の対局も楽しみです。