部活動
囲碁将棋部 将棋 高校選手権大会個人戦
2021/05/10
将棋についてです。前回の団体戦に引き続き、個人戦を振り返ります。本校からはA級4名、B級3名、女子1名が参加しました。全国大会に関わるのはA級の上位2名、女子上位2名です。
A級は段位者が揃います。幼少の頃より将棋教室に通っているような生徒が集まります。この日は33名が参加、全国に進むのは2名と兵庫県は非常に厳しい激戦区です。本校からの参加者は4名中3名が高3生でした。そのうち、高2から入部してくれた部員が見事に予選ブロックを通過し決勝トーナメントに進みました。これで雲雀丘学園は3年連続で男子個人A級決勝T進出となりました。決勝Tは初戦で白陵高校に敗れましたが、熾烈な兵庫でよくベスト16に入ってくれました。本当によく頑張ってくれたように思います。
B級はこのご時世から辞退者が多く、例年より約3割少ない約112名で行われました。4人で1ブロックとし、各ブロックの全勝者が決勝トーナメントに進みます。特に活躍が目立ったのは本校高1生のY君です。中1から本格的に将棋を始め、3年間自分に厳しく、練習や研究など常に努力を続けてきた生徒です。初めての高校生大会ということで緊張していたようですが、それを感じさせない指しこなしで予選を3勝0敗。決勝Tでは尼崎小田、滝川第二相手にともに押されるも終盤で逆転勝ち、決勝に進みました。決勝相手は甲南高校3年生。対局は130手超え秒読みの大熱戦となります。しかし、たった1手で決まってしまうのが将棋の怖さ。詰みを逃す7五銀をきっかけに敗戦しました。それでも100名以上いるB級で準優勝、次大会でのA級昇格を決めました。
女子部門では高3生1名が参加しました。中学時代から活躍し大会でも多く結果を残してきた彼女ももう高3生です。顧問には何も心配がありませんでした。県立西宮高校に敗れたものの、見事に準優勝で(学校として)5年連続の全国大会出場を決めました。この全国総合文化祭将棋部門大会は宮城、長野、佐賀、高知と続いて今年は和歌山県で実施されます。昨年は中止になりましたが、その分今年は悔いの無いように指して、最後6年間の集大成にしてほしいと思います。先日も書きましたが、今年度より本校校長の中井啓之先生が高校将棋連盟の新会長に就任されました。男子B級、女子ともにしっかりと表彰していただきました。
選手の皆さん、お疲れ様でした。そして大会運営にご尽力いただいた関係者の皆様方、こうした状況下で大会を実施していただき、本当にありがとうございました。
次は5月9日に行われた中学生大会個人戦を振り返ります。