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囲碁将棋部 将棋 3年生引退の高校竜王戦

2021/07/19

囲碁将棋

7月18日(日)甲南大学岡本キャンパスにて高校将棋竜王戦が行われました。この大会で毎年3年生は引退となります。今年引退の64期生は段位者が集まっており、2大会連続の団体県3位を記録する(2年時は大会中止)など、雲雀丘学園の将棋部を引っ張り、支えてくれました。ではその3年生が参加したA級から振り返ります。

写真は開会式です。各グループに分かれ3局指します。決勝トーナメント進出には2勝が絶対条件です。まず、M君。1年生の時からくじ運が悪く、いつも厳しいグループに入ってしまいます。今回引いたくじは4番。前回大会優勝者を含む強敵2名のいるグループでした。それでも、最後の大会らしく悔いなく全力でぶつかり1勝をあげました。昨年はコロナ休校期間に将棋解説動画をつくってくれました。本当によく部活を支えてくれたと思います。

二人目は高2から入部したIくん。最後まで振り飛車穴熊を貫きました。不運なことに、本校高1生と同じグループになってしまいます。それでも先輩らしく見事に勝ちました。さすがです。

三人目は、このブログでも何度か紹介した詰め将棋の作り手、Hくんです。1勝1敗で迎えた大一番3局目、相手は須磨学園の3年生で共に引退のかかる対局。両者時間を使い切り、秒読みになってからさらに40分続く大熱戦。250手は越しているこの対局、H君は入玉しつつ粘り、何度も詰めろをかけます。しかし、最後は粘り負けてしまい一歩届きませんでした。この対局は、本当に心から労いたいと思います。

B級では高2のM君が大躍進でした。16人いる予選グループを4局全勝で勝ち上がり、唯一決勝トーナメントへ。1勝して迎える準決勝、相手は白陵高校1年生です。本校H君の居飛車エルモ囲いと相手四間飛車の対抗形となり、序盤はよくある形で進みます。中盤、有利に見えていましたが、相手の1一角成から徐々に崩され、敗れてしまいました。それでも、次の対局に勝利し3位で入賞を果たしました。

今回は女子選手からの参加はしていません。今回参加した選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。3年生が引退となり寂しく思います。今大会のH君の対局、そして去年秋団体戦のM君の対局は顧問として一生忘れないと思います。感動を本当にありがとう。

本大会中は灘高校の生徒さんとも仲良くしていました。実は昨日、灘中高さんと練習対局を行いました。その様子も近日紹介します。将棋で繋がった縁をこれからも大切にしてほしいと思います。

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