部活動
茶道部 2021夏のワークショップ Day1
2021/08/20
茶道
今年も茶道部の夏のワークショップが始まりました!まずは今年も楽しみにしていたお茶碗づくりです。
去年の白土とは違って、今年は赤土を用意していただきました。こんな風に力を入れるところは立って、丁寧な細かい作業は座って。
お天気がよければ、この時期ひなたに1〜2時間置いておくだけで土は乾くのですが、今夏はドライヤーも使いました。気をつけていたはずなのに、途中で教室のブレーカーが!ドライヤーのパワーを改めて実感です。
さて、昼食を挟んで、いよいよ「成形」です。
午前中に作った大体の形を仕上げに持っていくのに一番大切なのは「手」の感覚。最近では世界的に、内臓や皮膚などの持つ「見る力」「聞く力」「考える力」が注目されていますが、これは茶道がずっと得意としてきたところです(茶道だけではありませんが)。
今年もまだ、自分の作ったお茶碗で大切な誰かにお茶を点てることはできません。でもね、手のひらで「土のこえ」に耳を傾けながら器をつくっている時、そこには必ず「もうひとりのわたし」との対話があるのです。
そしてまた、中2以上の人たちにとっては、去年のちょうど今頃つくったお茶碗を1年使いながら「飲み口はもう少し平らな方がいいな」とか「高台が、もう少し、くっきりしていたらもっとカッコいいのにな」とか「使っているうちに、このお茶碗、どんどん好きになってきたなあ」という学びもあったことでしょう。
こうした「コトバ」を超えた豊かな学びがコロナ後の新しい世界を豊かにするのではないか、と今日も思ったことでした。