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鉄道研究部 「探究ゼミ」社会実験

2021/10/28

鉄道研究

 今日の昼休み、探究ゼミ「日本の交通網」を開催し、部員と有志の12名が会議室に集まりました。

 今日は第14回、テーマは「大阪市の社会実験『いまざとライナー』」です。

 バス高速輸送システム(BRT:Bus Rapid Transit)「いまざとライナー」の社会実験を大阪市南東部で3年行っています。もともと地下鉄今里筋線の延伸が計画されていました。しかし採算の面で40年赤字が予想され、黒字化するには高い運賃や市の補助が必要という結果が出ました。そこで、地下鉄より建設費が安く、道路上から簡単に乗れるBRTの社会実験を2019年から開始しました。バス優先レーンを走り、地下鉄と同じ1km間隔でバス停を設置しているため頻繁に停車しないという独自性があります。 

 利用客は1日1973人から8か月で2960人と約1000人増加したそうです。新型コロナの影響で減少したものの2020年12月には2875人(1便15人)と回復したそうです。地下鉄・BRT連絡定期券も販売し、利用普及に努めています。

 このことが掲載されている記事を読んだうえで、生徒と意見交換をしました。

 生徒の意見は、「バスの効率良さの反面、混雑すると乗れない乗客の問題がある」「地方鉄道も利用できる」「もっと宣伝すべし」「新線の実験として使われるのが興味深い」「バス停が少ない分早く到着できる反面、バス停から遠い人には難しい。けれど興味ある」「バス以外の選択肢はないのだろうか」「排気ガスの環境面に問題があるのでは」「やはり鉄道で開通してほしい」「高速道路にも利用できるのでは」などがありました。

 新たな交通システムを考え、より便利に効率的なシステムを考えていく必要があります。

 次回のゼミは11/4に開催します。

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