今日の昼休み、探究ゼミ「日本の交通網」を開催し、部員と有志の11名が社会科教室に集まりました。今日は第17回、テーマは「交通の安全」です。

　東京で起こっている電車内で傷害事件に関連して、不審者やトラブルが発生した場合、乗務員に異常を伝えるための通報ボタンがあることに関する新聞記事を読みました。電車の通報ボタンについては、もっとその存在を周知徹底すべきという話をしました。

　さらに、今日のトップニュースで報道されていた、高齢者の運転ミスによる暴走の結果、死傷事故が発生した件を取り上げました。それをふまえて、高齢者の運転免許は法令で定年を定めて強制返納すべきか、現行の自主返納の方法をとるか、意見交換したところ、7対4で強制返納の意見が多かったです。定年も、70歳・75歳・80歳とさまざまでした。

　生徒の意見は、「ホテルでは非常口を確認するけど電車では通報ボタンを確認してなかったのでよく見ておいた方が良いと思った」「通報ボタンの場所を示すポスターをはった方が良い」「高齢者の返納は車がないと生活できないところがあるので、そのことも考えねばならない。バスや割引パスなど代替手段を考える必要がある」といった意見がありました。

　電車通学の生徒が多い雲雀丘では、車内の事件も他人ごとではありません。安全に乗車でき、万が一、何かあれば、どう対処するか、考える必要があります。

　次回のゼミは11/25に開催します。