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囲碁将棋部 将棋 県総文将棋大会団体戦

2021/11/24

囲碁将棋

11月23日(火.祝)に姫路市の淳心学院にて兵庫県総合文化祭将棋部門団体戦が行われました。本校はこの大会で2年連続3位の結果を出しています。その中心であった3年生が引退し、新チームで3年連続の表彰を目指します。
3人1組で同時に対局し、2勝以上で勝ちです。ただし、最終勝利数が並ぶと合計勝ち数などで順位が決まるため、3勝するに越したことありません。今年は大将が高1のYくん、副将が高2Mくん、三将は高2Nくん、全員一貫生です。では大会を振り返ります。

第一試合は西脇工業高校が相手。大将、副将は居飛車、三将が振り飛車で挑みます。三将が勝利した後、残り2人の対局は真逆の展開でした。まず副将の対局は相居飛車、右玉に地下鉄飛車を組んで戦い、盤面はかなり優勢に見えました。終盤、2ニの玉に対し2段目に龍を作り攻め込みますが、相手の粘りに苦戦し詰ませることができません。最後は相手に綺麗な11手詰めを決められ逆転負け、大事な初戦の行く末は大将に委ねられます。大将の将棋は居飛車と四間飛車の対抗型。自玉はかなり危ないように見えましたが、Yくんの美しい美濃崩しが決まり逆転勝ち。初戦を2−1で取りました。

第二試合は滝川第二高校戦。ここでも大将の将棋は輝きます。このYくん、終盤の力が特に強い。素晴らしい寄せを連発し、ここを3ー0と完封勝利。

第三試合の相手は甲南高校。2年前に夏の全国大会で優勝した強豪校です。厳しい対局が予想される中、副将が本領を発揮します。相手の持ち駒や盤面のコマの働きを冷静に判断しながら、着実に相手玉を寄せていきます。将棋はいかに間違った手を指さないか(ポイントを下げない)が重要です。この三戦目を2−1で勝ちました。

第四試合は白陵高校と対局。白陵はここまで9つ全勝の強豪です。棋力でも上回る相手に果敢に立ち向かい、中盤こそ優勢な場面も作りますが、最後は力負け。ここを0ー3で敗れます。

ここまで3勝1敗。表彰を受けるには次の最終戦絶対に勝たなければいけません。最終第五試合は加古川北高校戦。この対局では三将のNくんが活躍。難しい局面を冷静に読み切り、対局を制します。三将が4つの白星をあげる大活躍。三将は早くに終わることが多く、ここが勝つかどうかで主将副将の気持ちは全く変わります。Nくんはこのチームを支えたと思います。しかし、副将、大将ともに敗れ1-2。特に大将の将棋では勝てる雰囲気、勢いもあったのですが、それ以上に相手の終盤力が上手でした。結局3勝2敗で総合6位に終わりました。

表彰こそ逃しましたが、今年の新チームも棋力は高いと思います。団体戦は大将と三将の棋力差が大きいことが多いのですが、このチームは全員がA級です。しかし、今回あと1勝が足りませんでした。この1勝の壁、先輩チームとの違いは何なのか、よく分析し来年また頑張りましょう。きっとリベンジできると信じています。選手の皆さん、朝早くからお疲れ様でした。

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