今日の昼休み、探究ゼミ「日本の交通網」を開催し、部員と有志の5名が会議室に集まりました。今日は第21回、テーマは「野良SL～保存の意義」です。

　1970年代前半､廃止の際に各地の公園などに展示されたSLが朽ち果て「野良」化している現状を取り上げ、一方解体が予定されていたのに一転予算を投入して保存し、地元有志で手入れを行っている例も取り上げ、保存の意義を考えさせる新聞記事を読んだうえで、意見交換しました。

　生徒は、「保存するならきちんと修理し次の世代に継承すべき」「SL回収機構をつくり、一括で保存すべき」「管理するか処分・リサイクルするか決断すべき」などの意見がありました。

　雲雀丘学園にもSL C56-111が保存され、鉄道研究部が清掃活動や写真展示など行っています。生きた教材にしていくには、「我がこと」として生徒・教員がとらえていくことが必要でしょう。

　次回のゼミは2/24に開催します。