６月１９日（日）本校食堂にて「第４６回文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権大会兵庫県大会」が行われました。

この大会は、８月上旬に東京・日本棋院で行われる全国大会の男子個人戦２名、女子個人戦３名の兵庫県代表を決める大会でした。

雲雀丘学園からは、高３部員が３名（七段、初段、６級申請）、高２部員が２名（四段、１２級申請）、高１部員が４名（４級、５級、１５級、３０級申請）の計９名が参加しました。男子部員５名、女子部員が４名と近年は女子部員が多く入部してくれています。

全国大会をかけた女子代表選抜戦に２名（七段、四段申請）が参加しました。他校も含めて５名の出場でした。

四段申請の部員の初戦の相手は神戸海星の生徒です。これまでは勝ったり負けたりでしたが、今日は終盤で３子をミスで取られてしまいそれが決定打に。３目差で負け５位となりました。もう１名の七段申請の部員は初戦はシードで２回戦は百合学院の生徒との対局。ここは勝ち、決勝は先日の団体戦で初めての勝利をおさめた姫路西の生徒と対局でした。競りましたがあと一歩及ばず無念の敗退で準優勝。しかし全国大会個人戦の出場を決めました。

Ａ級戦（代表選抜戦に出れる棋力ではないが、初段～９級前後の棋力の持ち主）には男子部員２名（初段、４級申請）、女子部員１名（５級申請）が参加しました。他校の生徒も入れて１０名の参加でした。

４級申請の男子部員と５級申請の女子部員は残念ながら初戦で負けてしまいましたが、初段申請の男子部員は１回戦、２回戦と勝利し、決勝戦へ進出。決勝は灘の生徒でした。善戦しましたが終盤で大石を取られてしまい投了。準優勝となりました。

それに次ぐ棋力の持ち主が参加するＢ級戦には男子部員２名（６級、１５級申請）、女子部員１名（１２級申請）が参加しました。

Ｂ級戦には他校も含めて８名が参加しました。

本校の部員は全員が初戦に勝ち、ベスト４のうち３名が雲雀丘の部員という状況になりました。準決勝は２試合のうち１試合が雲雀丘の同校対決、もう１戦が姫路西高校との対戦でした。姫路西戦では本校の部員が勝ち、決勝は雲雀丘対決（高３　対　高１）に。高１部員は将棋も非常に強く、囲碁は先日初めて触れたのですが驚きの強さを発揮しました。しかし軍配は高３部員にあがり、Ｂ級優勝は本校の高３となりました。

また、Ａ級戦に出場した高３男子部員（初段申請）は２勝２敗でしたがこれまでの真摯な取り組みが評価され初段を認定されました。

同じくＡ級戦に出場した高１男子部員（４級申請）と高１女子部員（５級申請）は２人とも２勝２敗で２人共４級を認定されました。女子部員は１回戦で棋力がかなり上の相手に互先で挑み負けたので１つ上の級が認定されました。

Ｂ級戦で優勝した高３男子部員（６級申請）は３勝１敗で５級を認定。同じくＢ級に出場した高２女子部員（１２級申請）は２勝２敗で１２級を認定。

段級位認定戦に出場した高１男子部員（１５級申請、１９級申請）は２人とも２勝２敗でそれぞれ１４級、１８級を認定されました。

今日の結果、出場した９名全員が何かしらの賞状を獲得する快挙！高３女子部員は全国大会個人戦への出場も決め、８月１日から５日まで５日連続で東京・日本棋院で対局に臨むことになりました。全国の舞台でも積極的に挑戦してこようと思います。

最後は校庭で記念撮影。その後、この大会を持って引退する２名から部員に話してもらいました。先輩の姿を目に焼き付け、また明日からも頑張っていきましょう。