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囲碁将棋部 将棋 男女仲良く

2022/10/19

囲碁将棋

中間考査が終わり、囲碁将棋部の活動も再開しました。今日は将棋で新たに女子中学生1名が体験に来てくれました。数年前と比べると、囲碁将棋問わず女子部員はかなり増えたと思います。しかし、全国的にみると将棋の競技人口は、男性が圧倒的に多いのが実情です。私も大会等に引率しますが、選手はいつも男子9:女子1くらいの割合です。

こうした事情を踏まえ、本部活では大会を盛り上げるためにも女子生徒への将棋普及に力を入れてきました。女子生徒同士はもちろん仲良く指していますが、男子生徒もそこに混ざって対局したり、教え合ったりする環境が部活にはあります。そうしたかいもあり、女子生徒の棋力も日々伸びています。

先日、里見香奈女流五冠がプロ棋士編入試験に挑戦し、狩山幹生四段に敗れ3連敗で挑戦を終えました。長い歴史の中で、女性のプロ棋士(ここでは四段以上の者を指す)が誕生したことはまだありません。里見女流は12年連続で最優秀女流棋士賞を受賞し続けている棋士です。高校生の時から島根の怪童として将棋界で注目され、私も昇格にもっとも近いと考えていました。やはり厳しい世界だと感じます。

こうした背景には、競技人口の男女比率が一因にあると考えられます。能力の差ではありません。むしろ、女子生徒の飲み込みの早さには驚かされることも多いです。近年、少子化で男子も含め将棋人口が著しく減少しています。男女ともに将棋を指す人が増え、将棋界がさらに盛り上がってほしいですね。部員の皆さん、男女問わず将棋を楽しみましょう。

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