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部活動

囲碁将棋部 将棋 第6回中高将棋交流大会

2022/12/19

囲碁将棋

12月17日(土)滝川第二高校にて第6回中高将棋交流大会が行われ、本校は8名(うち中学生7名)で参加してまいりました。この大会は、滝川第二中高や明石清水高校などが参加して毎年行われており、本校は今年初めてお誘いを受けました。とてもありがたいことです。会場入り口で説明を受けます。

大会の形式は星取り型。棋力別にA~C級にわかれ、クラス内で自由に相手を誘い対局します。選手は予め5つの星をもった状態からスタートし、対局で勝てば相手から星を1つとることができ、負ければ星を相手に与えるというもの。今大会では、今までなかなか勝てなかった生徒たちが大活躍します。

まずは高1のHくん。とても素直な生徒で、顧問の言葉を信じて努力を重ねてきた生徒です。ゆっくりではありますが、少しずつ強くなってきました。この大会でC級優勝を達成しました。4連勝で迎え、5局目は同じ雲雀の中3Iくん。このIくんも初めは王手飛車をやられたり1手詰を逃したりと厳しい将棋でしたが、コツコツと強くなってきた生徒です。しかしⅠくん、苦手とする終盤戦でミスをしてしまい、ここはHくんが先輩として強さを見せつけました。最後はとても良い将棋でした。

もう一人は中2の女子生徒Yさん。中学から本格的に将棋を始めた生徒です。一緒に朝練習を繰り返し、強い部員からも教えてもらい部内で力をつけてきました。そして今大会が初の対外試合。1戦目は雲雀の女子生徒との対局でしたが、ここを勝利した後2戦目からは滝川第二の中学生、明石清水の高校生と連続で対局していきます。もともとセンスは抜群でした。居飛車で攻め好きの棋風、初対外試合とは思えないほどの落ち着きと指しこなしで見事に5連勝。Hくんと同じく星10コで同一優勝を果たしました。高校での全国大会出場を目指して一緒に練習してきた生徒なので、顧問として本当に、心から嬉しかったです。

今大会ではプロ棋士の藤原直哉七段に指導対局をしていただきました。とても刺激になったようです。またA級対局の大盤解説もしていただきました。部員にも指す人が多い四間飛車、右四間飛車の対抗形将棋を学ぶことができ、非常に有意義な時間になりました。

今大会、雲雀からはB級参加者が多かったです。B級は初段に近い級位者のブロックで、かなりレベルが高いです。参加者のほとんどは入部時には初心者でした。本当に強くなったと思います。中2のOくんはB級で優勝しました。この日、練習で私と指した将棋でも、とても強くなっていて驚きました。将棋は勝たないと楽しくありません。誰もが最初はコツや戦術を覚えて、勝って楽しさを感じます。しかし、いずれ次の壁に当たり負けが続くと飽きてしまいます。そこで、もっと強くなりたい、もっと頑張りたいと思えることが大切です。今の部員たちはたくさん負けて、強くなってきた生徒ばかりです。今大会での活躍、本当におめでとう。中高生はまだまだ伸びます。今後にも期待しています。

今回、素晴らしい大会を運営していただいた滝川第二中高等学校、ならびに対局でお世話になった他校の皆さん、ありがとうございました。

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