部活動
囲碁将棋部 将棋 塚口交流戦
2023/01/30
1月29日(日)に灘将棋教室様の主催する「塚口将棋交流会」に参加しました。2年連続での参加になります。本校から中学生10名、灘将棋教室の生徒さん11名と、一般の方数名で交流対局を行いました。また、プロ棋士で、生粋の振り飛車党で知られる安用寺孝功七段もお越しになりました。交流会は10時に始まり、最初の20分は安用寺先生による将棋講座をしていただきました。
安用寺先生のお話はとても面白く、20分があっという間でした。名人戦の話、藤井聡太竜王の話、奨励会の話、将棋の戦法の話。当たり前ですが、やはりプロ棋士の方は対局以外での知識量や考え方もすごいんだなと感じられた時間でした。
その後、近い棋力同士で対局者を割り当て、対局していきます。
10局くらい指した生徒もいました。各自、逆転勝ちもあれば悔しい敗戦もありました。普段教室に通っている生徒と対局することは少ないですから、非常に良い経験になったと思います。今回は対戦相手に小学生が多かったのですが、対局相手と仲良く話したり、感想戦をしている姿を見ていると、雲雀生は立派なお兄さんお姉さんだなあと感心しました。
また、部員のほとんどが安用寺先生に指導対局をしていただきました。最後には各自サインもいただきました。本当に感謝でいっぱいです。
今回、書いていただいたサインは「初段を目指せ!」でしたが、安用寺先生はよく「負けても次勝てば良い」という言葉を色紙に書かれます。私はこの言葉にはとても深い意味があると考えています。負けても次勝てば良い、と言うのは、単に次の対局に勝てば良いと言う意味ではありません。次勝つために何が必要なのか、何をして「次勝つ」ようにするのか、悩み、挑戦し、その過程を経て次の勝ちがある、と私は解釈しています。誰もが、自分の負けた将棋なんて、見たいと思いません。早く次の対局をして負けたことを忘れたいものです。しかし、自身の将棋を見つめ直し、負けたことを認め、振り返ることが、強くなるために必要なのだと私は考えています。
部員の皆さん、将棋教室の生徒さんと対局できた経験を活かして、振り返りをして棋力を伸ばしていきましょう。
灘将棋教室の宮崎先生、教室の皆さん、そして安用寺先生、ありがとうございました。