４月２３日（日）、灘高校にて「令和５年度全国高等学校総合文化祭兵庫県代表決定戦 兼 段級位認定大会」が行われました。

この大会は、７月３１日・８月１日に鹿児島県指宿市にて行われる「第４７回全国高等学校総合文化祭」に参加する兵庫県代表選手を選抜する大会でした。選抜されるのは男子３名・女子２名または男子２名・女子３名です。

雲雀丘学園からは、高３女子部員２名（五段、８級申請）、高２男子部員（二段申請）、高２女子部員（３級申請）、高１男子部員（七段申請）、中３男子部員（１５級申請）の６名出場しました。高校の大会なので、中３部員は段級位認定戦に出場、それ以外の５名は男子代表選抜戦、女子代表選抜戦に出場しました。代表選抜戦はトーナメントで行われました。男子代表選抜戦・女子代表選抜戦に出場したのは男女各１０名で、出場するのは代表に選ばれる可能性のある棋力の人がほとんどなので、男子は七段申請が４名で全員が有段者、女子も高段者が４名と非常にハイレベルです。

結果は以下の通りになりました。

高１男子部員（七段申請）４勝０敗　男子代表選抜戦優勝　全国大会出場決定、七段認定

高２男子部員（二段申請）３勝１敗　男子代表選抜戦　１回戦突破、二段認定

高３女子部員（五段申請）１勝３敗　女子代表選抜戦　準決勝進出

高３女子部員（８級申請）２勝２敗　女子代表選抜戦　１回戦突破　８級認定

高２女子部員（３級申請）３勝１敗　女子代表選抜戦　１回戦突破　２級認定

中３男子部員（１５級申請）３勝１敗　段級位認定戦　１４級認定

優勝した高１男子部員は「第４７回全国高等学校総合文化祭　囲碁部門」へ、兵庫県代表として出場が決まりました。高３生との対局もありましたが、４局とも危なげない試合展開でした。この部員は小中学生の頃に幾度となく全国大会で入賞を果たしており、普段は多面打ちでみんなを指導してくれています。ちなみにこのブログを執筆している顧問は囲碁四段ですが、５子を置いてまだ一度も勝ったことがありません。本人いわく「今日は調子が良かったです」とのことでしたが、今後の更なる活躍が楽しみです。

惜しくも全国を逃した高２男子部員は１回戦で格上の高３生に勝つ金星を挙げました。高３女子部員２名と高２女子部員は格上の相手に最後まで諦めず挑戦しました。

段級位認定戦に出場した中３男子部員は、３連勝して臨んだ４局目で惜しくも負けましたが、大会の度に棋力を上げています。

部員全員が普段から非常に前向きな姿勢で囲碁に臨んでいるので、今後の更なる棋力向上に期待したいと思います。

最後に灘中高正門前で写真を撮り解散しました。

次は５月、６月と立て続けに東京でこの夏行われる全国大会出場をかけた大会が控えています。こちらでも全国大会出場ができるよう、努力を続けて行きたいと思います。